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元ジャガーズQBブレイク・ボートルスが8シーズンのNFLキャリアに幕

2022年10月06日(木) 16:38


ブレイク・ボートルス【AP Photo/Derick Hingle】

ブレイク・ボートルスのフットボールキャリアが、正式に日没を迎えた。

ジャクソンビル・ジャガーズのクオーターバック(QB)だったボートルスが現地4日(火)、ポッドキャスト『Pardon My Take(パードゥン・マイ・テイク)』で引退を率直に表明している。

「1月からフットボールに触っていないんだ。俺は正式に引退した」とボートルスは話した。

ボートルスはロサンゼルス・ラムズでジャレッド・ゴフのバックアップを務めていた2019年シーズン以来、NFLでの公式なスナップは受けていない。30歳のボートルスはデンバー・ブロンコス、ラムズ、グリーンベイ・パッカーズ、ニューオーリンズ・セインツで練習生となっている。

去る1月にはセインツとリザーブ/フューチャー契約を結んだボートルスだったが、チームはオフシーズンにジェイミス・ウィンストンならびにアンディ・ダルトンと契約を交わし、ボートルスとは道を違えている。昨シーズンにセインツがマイアミ・ドルフィンズに敗れたシーズン第16週の試合では、ボートルスがイアン・ブックの緊急時のバックアップ要員として控えていたものの、出番はなかった。

火曜日、ボートルスは「誰にも引退したことを言わなかった。2、3カ月前は、多分誰にも言わなかった。だから、正式に聞いたのはあなた方じゃないかな?」と話している。

ボートルスのプロキャリアはジャクソンビルで断続的に進んでいった。セントラルフロリダ大学出身のボートルスは2014年NFLドラフトの全体3位でジャガーズに指名されている。ボートルスはパスヤード(4,428ヤード)、タッチダウン(35回)、パス成功数(368回)でチームのシーズン記録を更新。2015年から2017年の3年間は印象的な活躍を見せ、その中でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦に出場してニューイングランド・ペイトリオッツと対戦している。

2017年プレーオフ以降の勢いは弱まり、ボートルスは翌シーズンの第13週にコーディ・ケスラーと交代でベンチに下げられ、シーズン終了後にリリースされた。

ジャガーズにいた頃の5シーズン(75試合出場、先発73試合、24勝49敗)で、ボートルスはパス1,561回で1万7,646パスヤード、タッチダウン103回、インターセプト75回をマークした。そのそれぞれが、ジャガーズにおいてマーク・ブルネルに次ぐパッシングの歴代2位記録となっている。

「引退を祝って、BOAT!」

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