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2勝2敗のチームが多い理由として“質の低さ”を指摘するバッカニアーズQBブレイディ

2022年10月07日(金) 17:13


タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ【Kevin Sabitus via AP】

最近の記憶では、現在2勝2敗となっているチームの中でタンパベイ・バッカニアーズが最も救いようのないチームかもしれない。

4週間を通して勝率.500となっている15チームの1つであるバッカニアーズは、アトランタ・ファルコンズと同率でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区の首位に立っているが、シーズン第5週を迎えるにあたり、両チームの2勝のことなど誰も気に留めていないように見受けられる。それどころか、話題に上るのは常勝街道に乗って地区タイトルだけではなくカンファレンスタイトルをも獲得することが期待されているバッカニアーズの不調ばかりだ。

現地5日(水)、バッカニアーズを含めてNFL全体が同じような結果を残していることについてどう思うかと質問されたクオーターバック(QB)トム・ブレイディは「自分が見ている限り、まずいフットボールが多いと思う」と答え、「まずいフットボールばかり。質の低いフットボール。そう見ている」と続けている。

ブレイディはこれまで楽な道を歩んできたわけではない。45歳のクオーターバックはキャンプ中に個人的な問題に対処するために休暇を取った。その後、ケガや出場停止処分のせいで交代が相次いだワイドレシーバー(WR)陣と共にプレーしている。先週は第55回スーパーボウルで撃破したカンザスシティ・チーフスと対戦するも、バッカニアーズがロンバルディトロフィーを追いかけるストーリーとはほど遠い結果となった。

QBパトリック・マホームズらの絶え間ない圧力で守備陣は砕け、ブレイディも相手に追いつくのに十分な点を獲得できず、バッカニアーズは41対31で敗北している。

問題をさらに深刻にしているのは、ブレイディがその試合で肩を負傷したことだ。これにより、彼の健康状態にさらなる疑問が生じている。45歳という年齢もあり、このような疑問の声が将来の殿堂入りを確実視されている選手にとって耳障りに聞こえるのは当然とも言えよう。

木曜日、長々と話す素振りを見せなかったブレイディは肩に関する質問に対して「とても良い感じ。聞いてくれてありがとう。日曜日には出るよ」と簡潔に答えた。

ブレイディは日曜日、チームメイトの大半と同様に試合に出場する。2019年から守備コーディネーター(DC)を務め、今季からヘッドコーチ(HC)に就任したトッド・ボウルズが率いるバッカニアーズ守備陣は、先週の試合で彼の在籍期間で最も多くの点を与えた。チームは先週の試合よりも良いパフォーマンスを発揮できることを望んでいる。

もし発揮できなければ、同じことの繰り返しになるだろう。

【RA】