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ファルコンズがTEピッツをバッカニアーズ戦から除外

2022年10月08日(土) 11:29


アトランタ・ファルコンズのカイル・ピッツ【AP Photo/Joshua Bessex】

アトランタ・ファルコンズは将来を担うタイトエンド(TE)カイル・ピッツに関していかなるリスクもとろうとしていない。ファルコンズは現地9日(日)に開催される地区ライバルのタンパベイ・バッカニアーズとの試合からピッツを除外した。

ピッツはハムストリングのケガが原因で今週の練習をすべて欠席している。金曜日の欠席はシーズン第5週に向けての運命を決定づけた。その試合では2勝2敗の同率でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区の首位に立つ2チームが対戦する。

ファルコンズはバッカニアーズ戦でピッツの存在と彼がビッグプレーを生み出す可能性を失うことになるが、今季これまでに見せてきたオフェンスとあまり変わらないだろう。昨季にキャッチ68回で1,026ヤードを記録したピッツは、2022年シーズンの最初の1カ月間でわずかキャッチ10回、150ヤードしか獲得していない。シーズン第3週にキャッチ5回、87ヤードを記録していなければ、ここまでの通算記録はさらに残念なものになっていただろう。また、ピッツのポテンシャルを高く買っていた多くのファンタジーフットボールのオーナーたちをさらに苛立たせていたはずだ。

クオーターバック(QB)マーカス・マリオタはシーズン第4週に行われたクリーブランド・ブラウンズ戦でパスプレーに苦戦し、パス19回中7回成功、139ヤード、インターセプト1回をマーク。その試合の後半でファルコンズは実質的にパスプレーを断念し、ある時点では14回連続でランプレーを実行した。それには10回連続でハンドオフしてタッチダウンに結びつけたドライブも含まれている。ブラウンズ戦ではうまくいったが、バッカニアーズ戦でも同じようにうまくいくとは限らない。バッカニアーズが先週日曜日に行われた試合でカンザスシティ・チーフスのランプレーを止められていなかったとしてもだ。

ファルコンズには、TEパーカー・ヘスや、QBからTEに転向したフェレイペ・フランクス、かつてテネシー・タイタンズで2番手のTEだったアンソニー・ファークサーなど、有能な代役がそろっている。しかし、いずれもピッツではない。

ファルコンズは今後もピッツと、通常よりも長引く傾向にあるケガに慎重な対応をとり続けるだろう。

【RA】