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コルツ戦に敗れた後、投球側の肩の処置を受けたブロンコスQBウィルソン

2022年10月09日(日) 10:49


デンバー・ブロンコスのラッセル・ウィルソン【AP Photo/Jack Dempsey】

情報筋の話によると、デンバー・ブロンコスのクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンが現地7日(金)に投球側の肩付近の不快感を和らげるために処置を受けたという。これはダラス・カウボーイズのQBダック・プレスコットが昨年にトレーニングキャンプの大半を欠席した原因であるケガと似ているとのこと。

木曜夜に12対9でインディアナポリス・コルツに敗れた後、チームメイトが金曜朝にチーム施設に集まっている間、ウィルソンは飛行機でロサンゼルスに向かい、多血小板血漿(PRP)注射を受けた。

情報筋の話によれば、ウィルソンは広背筋のこわばりに対処しているとのこと。このケガは野球選手によく見られるもので、通常、注射で治療するものではない。ウィルソンは火曜日、右肩のケガで故障者レポートに載せられており、ヘッドコーチ(HC)ナサニエル・ハケットはウィルソンが先週日曜日に行われたラスベガス・レイダース戦で肩を“損傷した”後に痛みを感じていると述べていた。

昨年8月にケガを治すために約1カ月間投げなかったプレスコットとは異なり、ウィルソンは前回の試合から少し間があいた後に10月17日(月)夜に開催されるロサンゼルス・チャージャーズ戦に出場するつもりだ。

ウィルソンの望みは注射と、私的な医療チームによる24時間体制の治療とが相まって治療のプロセスが早まることだと関係者は話している。前例や専門家の意見を踏まえると、この注射で状況が改善されるかどうかは不明だ。

ブロンコスは今年3月、シアトル・シーホークスとのトレードで2つのドラフト1巡目指名権などと引き換えにウィルソンを獲得し、5年2億4,500万ドル(約356億1,443万円)の契約を結んだが、ウィルソンはブロンコスの一員として過ごす最初のシーズンに苦戦を強いられている。5試合を通じてのパス成功率は59.4%、パサーレーティングは82.8と、どちらもキャリアで最低のレベルだ。コルツに敗れた木曜夜、いくつかの投球を失敗したウィルソンはエンドゾーンで2回のインターセプトを喫している。

ウィルソンは『Twitter(ツイッター)』に次のように投稿した。

「“地獄を味わっているのなら、そのまま突き進め”――ウィンストン・チャーチル」

ウィルソンは試合後、「とてもシンプルなことだ。結局のところは俺がもっと良くならないと。もっと良いプレーをしないといけない」と語っている。「このチーム、このディフェンスは今夜、一生懸命にプレーしていた。ボールを動かすことができた重要で良いドライブがいくつかあった。レッドゾーンでは、そのうちのいくつかを生かせなかった。あちこちに生かせるプレーがあったのに・・・結局、インターセプトを2回も喫するなんてことはあってはいけないんだ。あり得ないことだ。今夜はチームを失望させてしまった」

ブロンコスは現在2勝3敗だ。

【RA】