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パンサーズQBメイフィールドがハイアンクルスプレイン、ラムズ戦はウォーカーが先発か

2022年10月11日(火) 11:09


カロライナ・パンサーズのベイカー・メイフィールド【AP Photo/Jacob Kupferman】

ヘッドコーチ(HC)不在で2022年シーズンの残りを戦うことになったカロライナ・パンサーズは今週末、先発クオーターバック(QB)も欠いた状態でフィールドに立つかもしれない。

現地9日(日)、QBベイカー・メイフィールドがサンフランシスコ・49erに敗れた試合でハイアンクルスプレインに見舞われたという。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが月曜日に状況を知る人物の話をもとに報じた。ケガの性質上、メイフィールドはしばらく欠場すると見込まれているが、その期間はさらなる検査を受けて専門家の意見を聞いてから決められることになる。

メイフィールドがシーズン第6週に組まれている現王者のロサンゼルス・ラムズとの試合に出場できないことが判明すれば、P.J.ウォーカーが代役を務める予定だ。

今回のケガはすでに不安定な道を歩んでいたメイフィールドがぶつかった新たな障害に過ぎない。メイフィールドはパンサーズを勝利に導けるほど安定したリズムを得られておらず、パンサーズの一員として過ごす初めてのシーズンはこれまでのところ悲惨なものとなっている。スクリメージラインで打ち落とされるパスや精度の問題に苦戦してきたメイフィールドは、オフェンスを指揮することもままなっておらず、現時点でパサーレーティングはキャリアで最も低い71.9となっている。タッチダウン対インターセプト比は4対4で、開幕から5週間でわずか1勝しかチームにもたらしていない。

ヘッドコーチ(HC)を務めていたマット・ルールは月曜日、これらの失敗の結果として解雇された。パンサーズの2022年シーズンはすでに大きな失望感が漂っており、メイフィールドの負傷はシャーロットの薄暗い見通しを改善するものではない。

2017年にインディアナポリス・コルツでプロとしてのキャリアをスタートさせたウォーカーは、XFLのヒューストン・ラフネックスに短期間だけ所属して成功を収めた後、2020年にパンサーズに入団している。パンサーズが2020年にルールを雇った際に、テンプル大学出身のウォーカーはカレッジ時代の元コーチを追ってカロライナにやってきたのだ。

これまでパンサーズで10試合に出場してきたウォーカーは、2020年と2021年に1試合ずつ先発を務めており、その両方でチームを勝利に導いている。パンサーズがメイフィールドのフィールド復帰か、QBサム・ダーノルドの故障者リザーブ(IR)からの復帰を待つ中、ウォーカーはチームにとって最後の希望となるはずだ。練習生のQBジェイコブ・イーソンも選択肢の1つとなっている。

【RA】