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ペナルティになったサックは“長い歓迎せざるハグ”とバッカニアーズQBブレイディ

2022年10月12日(水) 10:35


タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ【AP Photo/Mark LoMoglio】

今週はラフィングザパサーのペナルティにスポットライトが当たっている。現地9日(日)にアトランタ・ファルコンズのディフェンシブタックル(DT)グレイディー・ジャレットがタンパベイ・バッカニアーズのクオーターバック(QB)トム・ブレイディにタックルしたプレーにフラッグが投じられたのを発端として、月曜日にはカンザスシティ・チーフスのDTクリス・ジョーンズがラスベガス・レイダースのQBデレック・カーに対するタックルでペナルティを取られたことで、議論は続いている。

月曜日に『SiriusXM(シリウスXM)』のポッドキャスト“Let’s Go!(レッツ・ゴー)”でジャレットのペナルティについて質問されたブレイディは、“私はここで働いているだけなので分かりかねます”のカードを切った。

ブレイディは「長いハグだったね。グレイディーからの長くて歓迎せざるハグだった」とジョークで応じ、次のように続けている。

「彼はずっとバックフィールドにいた。試合後に言ったように、僕がフラッグを投げるわけじゃない。僕が投げるのはタブレットさ。そのときは投げられるタブレットがなかったけど。彼はとてつもないゲームをした。それ以上、僕からは何もない」

バッカニアーズとファルコンズの1スコアゲーム中、ジャレットは第3ダウンでブレイディをサックし、地面に倒した。このサックがペナルティにならなければ、ファルコンズにはリードを取り返すチャンスがあった。レフェリーのジェローム・ボーガーは試合後にこの判定を擁護し、ジャレットが“必要性なく“ブレイディを地面に投げ倒したと話している。

このペナルティがジャレットの素晴らしいゲームに影を落とした。ジャレットは何度もブレイディを妨げたが、ペナルティによってサックはなかったことになっている。

ブレイディはさらに冗談を交えて「今朝起きたとき、あたりを見回してグレイディー・ジャレットがまた飛びかかってこないか確かめたんだ」と話し、こう続けた。

「彼は昨日、僕らに対してあれだけ良いゲームをしたし、昨日の晩は彼のことを思い出して悪夢を見たよ。でも、あの試合を終えられてうれしい。勝ててうれしいね」

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