ビルズQBアレン、セインツTEヒルがシーズン第5週の最優秀選手賞を受賞
2022年10月13日(木) 12:04バッファロー・ビルズのクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンとニューオーリンズ・セインツのタイトエンド(TE)テイサム・ヒルはそれぞれ4つのタッチダウンを決めるパフォーマンスを披露し、現地12日(水)に発表されたシーズン第5週の週間最優秀選手賞に選ばれている。
AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)の攻撃部門週間最優秀選手賞の栄誉に浴したアレンは、ピッツバーグ・スティーラーズに圧勝した日曜日の試合で32回中20回のパスを成功させて424パッシングヤードを獲得、タッチダウンを4回決め、その大半を前半で記録した。『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、ハーフタイムを迎えた時点で348パッシングヤードを稼いでいたアレンは、前半の歴代最多記録まであと11ヤードに迫っていたという。アレンが最初の2クオーターで決めた4回のタッチダウンはビルズの歴代記録に並ぶもので、早々に今シーズン4勝目を確実なものにしたビルズはAFC東地区の首位に立っている。
NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)の攻撃部門週間最優秀選手賞へとつながったヒルの4回のタッチダウンはよりバラエティーに富んでいた。セインツがシアトル・シーホークスに39対32で勝利したスリリングなゲームで、多才なヒルはランで112ヤードとタッチダウンを3回達成した上、パスでもタッチダウンを決めている。ヒルは1キャリーあたり平均12.4ヤードという驚異的な記録を残し、キャリアで2回目となる100ラッシングヤードの試合を達成した。『NFLリサーチ』によると、32歳のヒルは一つの試合で少なくとも100ラッシングヤード、3回のラッシングタッチダウン、1回のパスタッチダウンを記録したNFL史上3人目の選手になったとのことだ。
ダラス・カウボイーズのスターパスラッシャーであるラインバッカー(LB)のマイカ・パーソンズは、スーパーボウルチャンピオンのロサンゼルス・ラムズと対戦したアウェイの試合で2回のサックを決めて勝利に貢献し、NFCの守備部門週間最優秀選手に選ばれた。23歳のディフェンスの名手はLAでの試合でタックル5回、QBヒット3回、タックルフォーロス1回に加え、サック2回のうち1回はファンブルを招いた。パーソンズは第5週に2022年シーズンで3回目となる複数回のサックを達成し、現在6.0回のサックでリーグ同率トップにつけている。
ニューイングランド・ペイトリオッツのLBマット・ジュードンはデトロイト・ライオンズに完勝した試合でサック2回を記録してAFCの守備部門週間最優秀選手賞を贈られた。7年目のベテランはタックル3回、フォースドファンブル1回とQBヒット3回も挙げている。シーズン第5週に複数のサックを達成したジュードンは今シーズン、ここまで全試合で相手QBをサックしており、パーソンズと並んでリーグトップのサック数(6.0回)を誇る3人のうちの一人となる。
インディアナポリス・コルツのキッカー(K)チェイス・マクロフリンは12対9でデンバー・ブロンコスを下したサーズデーナイトゲームで最も多くの得点を稼いでAFCスペシャルチームの週間最優秀選手に選ばれた。26歳のマクロフリンは4回のフィールドゴールアテンプトをすべて成功させ、そのうちの2回は50ヤード以上から、1回は延長戦でコルツの勝利を確実なものにしている。
リリーフとして出場したフィラデルフィア・イーグルスのKキャメロン・ディッカーも同じく勝利を決定づけるキックを決め、NFCスペシャルチームの週間最優秀選手賞を獲得。負傷したKジェイク・エリオットに代わって出場したディッカーはイーグルスの無敗のシーズンを維持するために23ヤードのチップショットに加えて42ヤードのキックも決めて、ポイントアフタータッチダウン(PAT)を2回とも成功させている。
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