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バッカニアーズの苦戦に「TDよりもFワードが多い日はうまくいっていない」とQBブレイディ

2022年10月19日(水) 10:05


タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ【AP Photo/Chris O'Meara】

タンパベイ・バッカニアーズが20対18でピッツバーグ・スティーラーズに敗れた試合で、クオーターバック(QB)トム・ブレイディがオフェンシブラインに厳しい言葉を浴びせる場面がカメラに捉えられている。

『SiriusXM(シリウスXM)』のポッドキャスト“Let’s Go!(レッツ・ゴー)”の最新エピソードでジム・グレイはブレイディに、激しい言葉でチームメイトを駆りたてようとすることについて尋ねた。

「モチベーションの問題かどうかは分からないけど、タッチダウンよりもFワードが多い日はうまくいっていない日だと思う」とブレイディは述べている。「つまり、あの日はうまくいっていない日だった。でも、Fワードは今まで自分たちを奮い立たせるために使っていたはずが、今は世間に対する見世物みたいになっている。そういうものなんだ」

今シーズン、苦戦するバッカニアーズのオフェンスに対するブレイディの不満は限界に達している。それでも、どんな辛辣な言葉も悪気があってのことではないとチームメイトは分かっているとTB12は言う。

「その辺はうまくいっている。チームメイトとはすごくいい関係で、僕がこうしているのは、彼らのモチベーションを高めてより高いレベルに引き上げるためだということを彼らは分かっている」とブレイディは説明し、次のように続けた。

「思ったことは必ず口にしている。もし、期待に応えていないと感じたら、そして自分たちの能力を発揮していないと感じたら、それを指摘するのが僕の仕事だ。クオーターバックだからな。それをライトタックルやランニングバック、レシーバー陣がやってくれるとは思っていない。僕にかかっているんだ。ハドルで言葉をかけ、プレーをコールしているのはこの僕だ。チームを奮い立たせることが僕の仕事で、そのための方法はいくつもある。時にはポジティブな激励もあって、その方がむしろ多い。一方で、もっと直接的な方法でレベルを引き上げ、危機感を高めるために声を張り上げてオフェンス全体の雰囲気を変えようとすることだってある。最終的に目指しているのはそこなんだ」

この6週間のバッカニアーズはFワードがタッチダウンを上回ることの方があまりにも多かった。

2022年のバッカニアーズオフェンスは6試合中5試合で21点以下に抑えられ、インディアナポリス・コルツ、スティーラーズ、マイアミ・ドルフィンズ、デンバー・ブロンコスと並んでこのような試合が最も多い。ブレイディを司令塔に据えた過去2シーズンでバッカニアーズが21点以下に抑えられたのは合計で5回(2020年は2回、2021年は3回)しかない。

2022年にTB12はタッチダウンパスが1回以下となった試合をすでに5回も経験しているが、同様の試合は昨シーズンを通して5回しかなかった。

これからカロライナ・パンサーズ、ボルティモア・レイブンズ、ロサンゼルス・ラムズ、シアトル・シーホークスとの対戦が控える中、このまま苦戦が続けばブレイディがFワードを吐くことはもっと多くなるだろう。

【R】