「勝利のためならなんでもする」とプレーコールを他に任せることも検討するカーディナルスHCキングスベリー
2022年10月19日(水) 11:342020年当時、アリゾナ・カーディナルスのヘッドコーチ(HC)クリフ・キングスベリーはプレーコールの職務を手放すことは考えられないと語っていた。しかし、2022年シーズンのチームは長い間ボールを動かすのに苦労し、タッチダウンを決めることもできない2試合を経験して、HCは自身のスタンスを再考している。
現地17日(月)に行われた記者会見で、攻撃陣を復活させるためにプレーコールの職をあきらめることはあるかと聞かれたキングスベリーは、それも検討していると話した。
チームの公式ウェブサイトによれば、キングスベリーは「私はチームがより多くの得点を獲得し、勝利するためになんでも取り入れようとしている。すべてがどこに向かっているのかは注目すべきだが、確かに、勝利のために必要なものは何でも、私はそれに賛成したい」と述べた。
その日の午後にも同じ質問がラジオ『Arizona Sports 98.7 FM(アリゾナ・スポーツ98.7FM)』の中で繰り返され、キングスベリーは「変更を検討するのは“間違いない”」と話した。
キングスベリーは「勝つためなら何にでも、点を取るためなら何にでも取り組む。このリーグでは何でもありだ。われわれはすべての手段を検討する」とコメントしている。
カーディナルス攻撃陣の未熟さは広がっている。日曜日の得点機会が3回だった攻撃陣は、獲得ヤードでリーグ16位、得点で22位に位置している。カイラー・マレーも苦しんでおり、出場6試合でパサーレーティング81.8というのは、キャリア最低の記録だ。
ニューオーリンズ・セインツと対戦する木曜日の夜を前に、キングスベリーはプレーコーラーの変更が、この短い期間では発生しないと認めた。しかし、チームが再び苦労する場合、前に進むために検討することになるだろう。
疑問点としては、誰が今オフシーズンにキングスベリーの契約延長につながった業務を継ぐのだろうかという点がある。アシスタントコーチのスペンサー・ウィップルは昨シーズン、キングスベリーが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で欠場していたクリーブランド・ブラウンズ戦でプレーコーラーを務め、勝利している。
【AK】