「ただ前半の動きが悪かっただけ」とベンチに下げたJ.C.ジャクソンについて話すチャージャーズHCステイリー
2022年10月19日(水) 11:48ロサンゼルス・チャージャーズは今オフシーズン、ニューイングランド・ペイトリオッツからコーナーバック(CB) J.C. ジャクソンを獲得し、チームを結束させることを期待してNFLで最高額CBとなる契約を結んだ。シーズン第6 週が終わった現在、その投資のリターンはあまりにもひどいものとなっている。
シーズン前に足首の手術を受けて開幕後2試合を欠場したジャクソンは、チームがデンバー・ブロンコスに19対16で勝利した現地17日(月)夜の報道で、再び批判の的となっている。
チャージャーズのヘッドコーチ(HC)ブランドン・ステイリーはジャクソンのプレーを十分に確認し、後半と延長戦ではジャクソンをベンチに下げ、マイケル・デイビスを出場させた。
ステイリーは、ジャクソンをベンチに下げた判断について、『Chargers Wire(チャージャーズ・ワイヤ)』を介して「彼の前半のプレーはただ単に十分ではなかったし、われわれは変更を加える必要があると感じた」と話している。
ジャクソンは月曜夜にスナップ23回でプレー。終始荒れ模様だった。
ジャクソンはオープニングドライブでパスインターフェアの判定を受けた。その後、タイトエンド(TE)グレッグ・ドゥルシッチへの39ヤードのタッチダウンパスの際にカバーのミスを引き起こし、さらにハーフタイム前最後のドライブでは、ジャクソンがK.J.ハムラーに抜かれ、47ヤードのキャッチを許した。ステイリーはこの2つのプレーがジャクソンのミスであることを認めている。
『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によると、ジャクソンは前半にターゲット3回でキャッチ2回、86ヤード、タッチダウン1回を許したという。
チャージャーズはジャクソンと5年8,250万ドル(約123億537万円)、4,000万ドル(約59億6,624万円)保証で契約した。しかし、ジャクソンはペイトリオッツでマンツーマンシステムに慣れた後、ステイリーのチームで求められるゾーンディフェンスに慣れるのに非常に苦労している。
ステイリーがジャクソンを信頼してこの課題を克服させるのか、それとも高給取りのコーナーバックをベンチに座らせるのか、ということが今後の問題になるだろう。
【AK】