故障者情報:肋骨負傷のTEアーツがイーグルス復帰
2016年10月04日(火) 11:06
フィラデルフィア・イーグルスのクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツに強い味方が帰ってくる。
イーグルスのタイトエンド(TE)ザック・アーツは現地3日(月)、記者に対して第1週で勝利を収めたクリーブランド・ブラウンズ戦で負傷した肋骨(ろっこつ)が回復し、ドクターから復帰が許可されたと伝えた。この試合で6キャッチ、58ヤードをマークしたアーツは負傷後ですらプレーし続けていた。
2013年にNFL入りして以来、アーツは毎年成績を向上させている。デプスチャート上でTEブレント・セレクを抜いてシーズン入りしたアーツは開幕戦、新人QBウェンツのお気に入りのターゲットだったのは明らかだ。
イーグルスのその他のケガ情報として、コーナーバック(CB)レオディス・マッケルビンは記者に対して「第5週には出場できそうだ」とコメント。アーツと同じくマッケルビンもハムストリングスの負傷によりブラウンズ戦で離脱していた。
【その他、3日までにわかっている各チームケガ情報】
1.カロライナ・パンサーズのQBキャム・ニュートンに関する新たな情報はない。ヘッドコーチ(HC)ロン・リベラは、日曜日に行われたアトランタ・ファルコンズに敗れた試合でキャムが脳震とうと診断されたと説明。リベラはハムストリングスを負傷していたラインバッカー(LB)のトーマス・デービスが「もう大丈夫そうだ」と述べていたことも明かした。なお、リベラはまだチームトレーナーにデービスのことは伝えていない。
2.ファルコンズのLBショーン・ウェザースプーンはアキレス腱を断裂し、今季絶望であると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。
3.ニューイングランド・ペイトリオッツのLBロブ・ニンコビッチは4試合の出場停止処分から復帰するが、三頭筋を負傷中。ラポポートは十分プレーできる状態にあるニンコビッチは日曜日のブラウンズ戦で先発する可能性もあると伝えた。
4.アリゾナ・カーディナルスのQBカーソン・パーマー(脳震とう)はメディアに公開されたカーディナルスの練習に参加しなかったとNFLネットワークのオマール・ルイスが伝えた。パーマーが間に合わない場合、QBドリュー・スタントンが木曜日のサンフランシスコ・49ers戦の先発QBとなりそうだ。HCブルース・アリアンズは3日、記者たちに「パーマーにはプレーするための練習など必要ない」とやや楽観的な口調で語っていた。
5.デンバー・ブロンコスのQBトレバー・シーミアンは「負傷している肩の様子を見ながらだ」とHCゲイリー・キュービアックが明かした。シーミアンはタンパベイ・バッカニアーズに勝利した日曜日の試合途中で負傷退場し、試合の残りは新人QBパクストン・リンチがプレー。シーミアンは9日のファルコンズ戦には間に合いそうだ。地元紙『The Denver Post(ザ・デンバー・ポスト)』によるとキュービアックは「トレバーがわれわれの先発QBだ。良くなると願っているし、皆もトレバーの回復を祈っている。様子を見ながらだ」と語ったそうだ。
6.その他のQB情報として、痛めた親指から復帰するシカゴ・ベアーズのQBジェイ・カトラーは「様子を見ながらだ」とHCジョン・フォックスが明かした。ベアーズは2日のデトロイト・ライオンズ戦、QBブライアン・ホイヤー先導でようやく初白星をあげた。
7.ニューヨーク・ジェッツのHCトッド・ボウルズはCBダレル・レビスがハムストリングスの軽症を負っていると明かしたが、日曜日にレビスが出場できるかを判断するにはまだ早すぎるとも語った。
8.サンフランシスコ・49ersはスターLBのナボーロ・ボウマンがアキレス腱の負傷で今季絶望となり、故障者リストに登録したことを認めた。
9.NFLネットワークのラポポートはオークランド・レイダースのTEリー・スミスがボルティモア・レイブンズ戦で勝利を収めた試合で足を骨折したと報じた。6年目になるスミスの今シーズンに暗雲が立ち込める。
10.クリーブランド・ブラウンズのセンター(C)オースティン・ライターがワシントン・レッドスキンズに敗戦した試合で膝十字靭帯(じんたい)を断裂したとHCヒュー・ジャクソンが明かした。ライターは初先発した日に故障者リストに登録される形となった。新人のディフェンシブエンド(DE)カール・ナッシブ(手)が今週中にも練習に復帰する。一方で、QBジョシュ・マッコウンとCキャメロン・アービングは第5週のペイトリオッツ戦欠場が濃厚。
11.ワシントン・レッドスキンズのLBライアン・ケリガンは肘の過伸展(かしんてん)により、様子を見ながらいくとHCジェイ・グルーデンが明かした。
12.アリゾナ・カーディナルスのディフェンシブタックル(DT)フロスティー・ラッカーは第1週のペイトリオッツ戦で膝内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)を負傷して以来、初めて練習に参加。
13.右足首の捻挫治療中であるグリーンベイ・パッカーズTEジャレッド・クックは日曜日の試合に欠場する模様。
14.ヒューストン・テキサンズのC.J.フィードローウィックスは2日、膝内側側副靭帯を痛めたため何週間かの離脱を強いられるとラポポートが報じた。
15.シアトル・シーホークスのHCピート・キャロルは3日、亀裂の入った腓骨(ひこつ)を抱えたランニングバック(RB)トーマス・ロールズは復帰までさらに1週間から3週間が必要になりそうだと明かした。