カーディナルスQBパーマーが脳震とうプロトコル入り、チームは敗戦
2016年10月03日(月) 16:39
現地2日(日)、第4クオーターに激しいサックを受けたアリゾナ・カーディナルスのクオーターバック(QB)カーソン・パーマーは当初、興奮状態だった。カーディナルスはロサンゼルス・ラムズに17対13で惜敗。チームによるとパーマーは脳震とうと診断を受けたそうだ。ヘッドコーチ(HC)ブルース・アリアンズは記者に対して試合後、「パーマーは脳震とうプロトコル中である」と語った。
QBテイクダウンの後、パーマーはサイドラインでチームトレーナーによる検査を受けていたと見られ、その後ロッカールームへと下がっていった。ドリュー・スタントンがベテランQBパーマーの代わりに途中出場。
アリアンズは「パーマーの脳震とうに関し、チームは最大限に慎重な対応をしていく。木曜夜の(サンフランシスコ)49ers戦にパーマーが出場するのは厳しそうだ」と明かした。
パーマーが試合を離脱するまで、カーディナルスは13対10とリードしていた。第4クオーターの残り時間3分以内の場面、ラムズのQBケイス・キーナムが投じたボールはワイドレシーバー(WR)ブライアン・クイックをヒットしてタッチダウン。カーディナルスは逆転された。スタントンは2ドライブで2インターセプトを受け、カーディナルスを勝利へと導くことはできなかった。ベンチから出場したスタントンは計11パス中4回の成功。
パーマーは負傷前までパス36回中23回を成功させ、288ヤード、1タッチダウンパス、1インターセプト。10年目のベテランQBスタントンは今回の試合前まで、2週間前に圧勝したバッカニアーズ戦でパス4回を記録したのみであった。昨年、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のチャンピオンシップに参加したカーディナルスとカロライナ・パンサーズは共に日曜日の試合で黒星を喫し、また、両チームのスターQBが脳震とうでノックアウトされるという荒れた1日となった。