ブロンコスQBシーミアンが肩負傷で離脱
2016年10月03日(月) 14:46
現地2日(日)に行われたタンパベイ・バッカニアーズ戦の後半、デンバー・ブロンコスの先発クオーターバック(QB)トレバー・シーミアンの姿はなかった。
第2クオーター残り時間2分を切ったところで左肩を負傷したシーミアンはカートで運ばれ、そのまま試合に戻ることはなかった。新人QBパクストン・リンチが残りの試合を任された。
ディフェンシブタックル(DT)のクリントン・マクドナルドによってサックを受けた際、シーミアンは左肩から地面に衝突。第2クオーターは残り3分だった。シーミアンは自らの足でフィールド外に出た。今回のサックはこの日シーミアンが受けた4度目のサックであった。
リンチは前半終了間際、この日最長ドライブ(47ヤード)からブロンコスを率いた。負傷離脱する前までのシーミアンはパス7回中5回の成功で68ヤード、1タッチダウンをマーク。
試合後、ヘッドコーチ(HC)ゲイリー・キュービックは「シーミアンの状態は何とも言えないが、シーミアンはトレーナーたちに、もし必要であったらまた試合に戻れたと話したそうだ」とコメント。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはシーミアンが肩鎖関節(けんさ)を負傷したものと報道。シーミアンは3日にさらなる検査を行うとされる。
プロ2年目のシーミアンにとって今回の負傷は、今シーズンが飛躍の年になるとされていた彼に立ちはだかる大きな障害となるかもしれない。プレシーズンで先発を勝ち取ったシーミアンは先週、シンシナティ・ベンガルズ戦で今季1番のプレーを見せた。毎年のようにAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)プレーオフに進出するベンガルズに対し、パスをことごとく通したシーミアンは4度タッチダウンパスに成功。
しかしながら、バッカニアーズの猛パスラッシュはシーミアンを動揺させ、彼の余裕を失わせた。また、試合後半のシーミアンをフィールド外に追い出す形ともなった。