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【2016年第4週】ホームでスティーラーズが爆発、チーフスを圧倒して今季3勝目

2016年10月03日(月) 13:25


タッチダウンパスが決まり喜ぶピッツバーグ・スティーラーズQBベン・ロスリスバーガー【AP Photo/Jared Wickerham】

現地2日(日)、第4週のサンデーナイトフットボールとなるカンザスシティ・チーフス対ピッツバーグ・スティーラーズが行われ、終始チーフスを圧倒したスティーラーズが43対14で白星を挙げ、今シーズン3勝目を手にしている。

試合は第1クオーターにチーフスのランニングバック(RB)スペンサー・ウェアからファンブルを奪ったスティーラーズが、直後のドライブでクオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーがワイドレシーバー(WR)ダリウス・ヘイワード・ベイに31ヤードパスを決めて先制し、好調ぶりを見せつける。これで勢いに乗ったスティーラーズはQBアレックス・スミスからインターセプトを奪い、一気にエンドゾーン付近までリターン。最後はロスリスバーガーがWRアントニオ・ブラウンへ4ヤードパスを成功させて追加点を奪った。スティーラーズは第1クオーター終了前にも再びブラウンへ38ヤードパスを決めて得点し、序盤でチーフスを突き放して見せた。

チーフス攻撃陣は第2クオーターに入ってもスティーラーズ守備陣に苦しめられる一方。前半終了直前にはロスリスバーガーからタイトエンド(TE)ジェシー・ジェームズに8ヤードパスが通り、チーフスが再び追加点を許してしまう。試合をスティーラーズにコントロールされたまま、前半を29対0の無得点で終えている。

第3クオーター開始数分、ロスリスバーガーのパスで再びタッチダウンを決めたスティーラーズ。この時点でファンの半数以上が家路についたように見えた。その後もスティーラーズのRBレビオン・ベルの勢いを止めることができないチーフス守備陣。得点も奪えず時間だけが過ぎていった。

第4クオーターにようやくスミスからWRタイリーク・ヒルに10ヤードパスが通り、チーフスがこの日初のタッチダウンを決めたものの、試合の決着はすでについていたと言ってもいいだろう。この後に両チームともタッチダウンを追加して最終的に43対14で試合が終了した。

スティーラーズのQBロスリスバーガーはパス27回中22回成功、300ヤード、5タッチダウンをマークし、最高のパフォーマンスで勝利に貢献した。RBベルも、キャリー18回、144ヤードを走り、自身の役目をしっかり果たして試合を終えた。エースWRのブラウンは、レシーブ4回、64ヤード、2タッチダウンと期待通りの活躍を見せている。

対するチーフスQBスミスはパス50回中30回成功、287ヤード、2タッチダウン、1インターセプトをマーク。オフェンス陣はスティーラーズの鉄壁のデフェンスの前に刃が立たなかった。攻守において課題の残る試合内容だったと言える。