ブラウンズ、QB陣から負傷者続出でタイラー・ハントリーと契約へ
2025年08月06日(水) 09:19
負傷者が続出していることを受け、クリーブランド・ブラウンズは新たなクオーターバック(QB)を加えることになった。
現地5日(火)、ブラウンズがQBタイラー・ハントリーと契約することを発表。
この補強により、チームはトレーニングキャンプで新たなQBを確保している。先発の座を争う4人のQBのうち3人が軽いケガを抱える中、4人による競争が停滞していたため、補強が必要になっていた。
ブラウンズのクオーターバックで唯一、トレーニングキャンプを通して健康を維持している40歳のジョー・フラッコは、チームの非公式デプスチャートでトップに位置している。ケニー・ピケットは7月26日にハムストリングに軽度のケガをしてからチームドリルに参加していない。
ブラウンズの新人QBたちもそれぞれ短期間の離脱を経験しており、ドラフト3巡目指名を受けたディロン・ゲイブリエルはハムストリングの張りが原因で月曜日の練習から欠席している。一方、5巡目指名を受けたシェドゥーア・サンダースはすでに復帰しているものの、8月2日のセッションでは腕の痛みを訴えて途中で離脱した。
ブラウンズは負傷者が続出している状況を受け、5年の経験を持ち、プロボウルに選出されたこともあるハントリーを獲得している。
ハントリーはキャリア通算でパス成功率64.6%、2,786パスヤード、タッチダウン11回、インターセプト10回をマーク。ランでも644ヤードを稼ぎ、5回のタッチダウンを記録してきた。
ハントリーは昨年のトレーニングキャンプもブラウンズで過ごしていたが、8月末に放出されている。2024年シーズンはQBトゥア・タゴヴァイロアが脳しんとうで離脱している間に、マイアミ・ドルフィンズで5試合に出場した。しかし、最もよく知られている経歴は、ボルティモア・レイブンズで数年間にわたってラマー・ジャクソンのバックアップを務めたことだろう。
フラッコと同様に、ハントリーはレイブンズに所属した経験を持ちつつ、ブラウンズと2度目の契約を結んだ選手となる。チームがQB陣の健康維持を目指す中、ハントリーはチャンスをつかむことになるだろう。
【RA】