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ラムズとRBウィリアムズが3年48億円の契約延長に合意

2025年08月06日(水) 10:01

ロサンゼルス・ラムズのカイレン・ウィリアムズ 【AP Photo/Eric Thayer】

ルーキーシーズンのタッチ数が44回だったところから、キャリア2年目にプロボウルに選出されたランニングバック(RB)カイレン・ウィリアムズは、ロサンゼルス・ラムズのラン攻撃の中心選手として頭角を現している。

現地5日(火)、ラムズが将来を担う主力ランニングバックとしてウィリアムズと3年3,300万ドル(約48億6,797万円)の契約を結ぶと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。

ラポポートによると、チームが同日に発表したウィリアムズの新契約には2,300万ドル(約33億9,283万円)の保証金が含まれるという。

2022年NFLドラフト5巡目指名を受けたウィリアムズは、新人契約の最終年にあたる4年目を迎え、534万ドル(約7億8,773万円)を受け取ることになっていた。

2年連続で1,000ランヤード超えと10回以上のタッチダウンランを記録したウィリアムズは、以前から昇給が見込まれており、ラムズは年初からその課題に取り組んできた。ウィリアムズは報道陣に対し、ホールドアウトやホールドインをしたいとは思わず、実績に見合った契約延長が実現するまで仕事に集中すると語り、劇的な展開がない中で時機を待っていた。

24歳のウィリアムズはこの2シーズンで28試合に出場し、キャリー544回で2,443ヤード(キャリー平均4.5ヤード)、タッチダウン26回を記録している。

2024年シーズンには1,299ランヤードをマークし、チームの総ランヤードに占める割合(73.6%)でNFLトップタイにつけた。

ラムズはウィリアムズの負担軽減に向けて対策を講じており、2024年ドラフトでは3巡目でブレイク・コラムを指名し、今年のドラフトでは5巡目でジャルケス・ハンターを獲得した。しかし、ショーン・マクベイHC(ヘッドコーチ)率いるオフェンスにおけるウィリアムズの重要性は言うまでもなく大きい。新契約を追い風に、ウィリアムズは引き続きラン攻撃の要としてチームをけん引していくだろう。

2025年のラムズには高い期待が寄せられており、その大きな要因は、背中の痛みでトレーニングキャンプ序盤を欠席中のクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォード、ワイドレシーバー(WR)のプカ・ナクアとデイバント・アダムス、そしてランニングバックのウィリアムズといったオフェンスの中核を成す選手たちの存在にある。

リーグ屈指の実力を持ちながら、最も過小評価されている若手選手の1人であるウィリアムズは、2度目の契約を締結し、それは彼がラムズの今後の成功にいかに欠かせない存在であるかを示す証拠となっている。

【RA】