ベアーズHCジョンソン、オフェンスの“いいかげん”なパフォーマンスを厳しく批判
2025年08月05日(火) 10:00
シカゴ・ベアーズの新ヘッドコーチ(HC)ベン・ジョンソンはオフェンスのパフォーマンスについて率直に語ることを恐れていない。
現地3日(日)にソルジャー・フィールドで行われたイベント“Family Fest(ファミリー・フェスト)”を終えた後、ジョンソンHCは誰に促されるでもなく、トレーニングキャンプの10回目の練習で調子を落としたオフェンスを厳しく批判した。
『Chicago Sun-Times(シカゴ・サン・タイムズ)』によると、ジョンソンHCは「いいかげんだった――この時点で期待していた状態よりも、ずっといいかげんだった」と述べたという。
ジョンソンHCの率直さは、公の場でオフェンスに問題があることを否定したり、軽視したりしてきたこれまでのコーチ陣とは対照的だ。そうした問題が最初の数日で浮上していたのであれば別の話だが、ジョンソンHCは現時点でより的確に遂行することを求めている。
報道陣によると、最大の問題はディレイオブゲームのペナルティであり、クオーターバック(QB)ケイレブ・ウィリアムズ率いるオフェンスが、試合形式の練習中にハドルから出るのが遅れたことだったという。遅延のペナルティが何度もあり、プレークロックが残りわずか7秒の時点でハドルから出た際にはタイムアウトを使わざるを得ない状況となっていた。
「それは間違いなく、対処しなければならない問題だ」とジョンソンHCは言う。
「今日の方が通常の練習よりもそれが顕著に表れていた。今日はより実践に近い形だった。もしこの状況が続けば、勝てる試合は多くないだろう」
ジョンソンHCはプレーの実行ミスが繰り返し発生していると指摘し、キャンプの現時点では“もう少し正確に”プレーを遂行することを求めていると明言した。
まだパニックに陥るときではない。1年目のヘッドコーチにも、ルーキーシーズンに疑問の残る指導を受けた若手クオーターバックが率いるオフェンスにも、成長痛が伴うのは当然だ。
ジョンソンHCが公の場でオフェンスの問題を指摘したのは良いことだ。選手、特にクオーターバックが今後どう反応し、適応していくかが重要になる。
初めてヘッドコーチを務めるジョンソンHCは、オフェンスの不調をディフェンスの功績としてポジティブに言い換えた。
ジョンソンHCはオフェンスについて「プレーの遂行は私たちが望んでいた形ではなかった」と述べ、「それはディフェンスの功績だ。彼らは出てきて、オフェンスを徹底的に打ちのめした。つまり、私にはこう映った――彼らの方が少しばかり強い意志を持っていたと」と続けている。
【RA】