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バッカニアーズOLBバレットはアキレス腱断裂でシーズン終了

2022年10月29日(土) 09:55

タンパベイ・バッカニアーズのシャキール・バレット【AP Photo/Chris O'Meara】

タンパベイ・バッカニアーズへの打撃が続いている。バッカニアーズは現地27日(木)夜に開催されたボルティモア・レイブンズ戦でアキレス腱を断裂したアウトサイドラインバッカー(OLB)シャキール・バレットを失うことになった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが金曜日、バレットのケガがMRI検査で確認されたと報じている。バレットはレイモンド・ジェームス・スタジアムで開催され、27対22で敗れたレイブンズ戦の第3クオーターで負傷した。今回の診断はバレットの2022年シーズンが終了したことと、回復に長期間を要することを意味している。

その後、ヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズは報道内容を認め、バッカニアーズはバレットを故障者リザーブ(IR)に置いた。

バレットはレイブンズ戦で33回のスナップに参加してサック1回を記録した後に負傷。カートに乗せられてフィールドを後にしている。

プロボウルに2度選出された経歴を持ち、2019年シーズンにはオールプロのセカンドチームにも選ばれたことのあるバレットだが、デンバー・ブロンコス時代には期待外れの存在だった。しかし、バッカニアーズに移籍した初年度にあたる2019年シーズンに脅威のエッジラッシャーへと成長を遂げ、サック数でリーグ首位に輝いてからはスター選手として活躍している。バッカニアーズは2020年シーズン開幕前にバレットにフランチャイズタグをつけた。その後、2021年に4年6,850万ドル(約101億0,067万円)の契約を結んでいる。

バレットの2022年シーズンはわずか8試合の出場にとどまり、3回のサックしか記録できていない状態で終了した。サック3回という記録はバッカニアーズのロースターで2番目に多い数字であり、ラインバッカー(LB)デビン・ホワイトとセーフティ(S)アントワーヌ・ウィンフィールドJr.も同じ記録を残している。バレットはそうした成績を残した後に、今シーズンにケガを抱えている大勢のバッカニアーズの選手たちに名を連ねることになった。

かつて圧倒的な力を持っているとみられていたバッカニアーズ守備陣は、2022年シーズンにボウルズHCの下で後退している。バッカニアーズは現在、トータルディフェンスで11位につけているものの、ランでは23位だ。その一方で、試合平均被得点では7位に位置している。

2人の主力選手――LBジェイソン・ピエール・ポールとノーズタックル(NT)エンダマカン・スー――がフリーエージェント(FA)になってチームを去ったことから、バレットがディフェンス面で試合の流れを変える責任はより大きくなっていた。今度はバレットが離脱したため、バッカニアーズが3勝5敗という苦境から抜け出そうしている中で、ホワイトや他の選手たちに改善する方法を見つける責任が生じることになる。

【RA】