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元チーフスアシスタントコーチ、ブリット・リードに3年の実刑判決

2022年11月02日(水) 10:42

ブリット・リード【NFL】

カンザスシティ・チーフスの元アシスタントコーチ、ブリッド・リードは昨年、酒気帯び運転とスピード違反を犯し、停車中の車2台に衝突した結果、5歳の女児に重度の脳障害を負わせた罪で懲役3年の判決を現地1日(火)に言い渡された。

リードは9月に酒気帯び運転で重傷を負わせた罪を認めている。この罪は最高で懲役7年となるが、検察は司法取引により最高で懲役4年を求刑することで合意。リードは保護観察を求めていた。

チャールズ・マッケンジー巡回裁判所判事は火曜日に判決を下し、リードは拘束されることになった。

捜査当局によると、2021年2月4日にアローヘッドスタジアム近くのI-435号線の進入ランプでチーフスのヘッドコーチ(HC)アンディ・リードの息子であるブリットのピックアップトラックが車に衝突したとき、ブリットは酒に酔っていて、法定速度が時速65マイル(時速104km)の区間を時速約84マイル(時速135km)で走行していたという。

衝突した車の1台にいた少女アリエル・ヤングちゃんは外傷性脳損傷を負った。この事故ではリードを含む6人が負傷している。衝突した車のうち1台はバッテリー切れで停車しており、2台目はそれを助けに来た少女の母親が所有していた。

警察によると、事故発生から2時間後のリードの血中アルコール濃度は法定限度が0.08だったのに対して0.113だったという。

判決の前にアリエルちゃんの母親であるフェリシア・ミラーさんが被害者意見書を読み上げた。事故の犠牲者5人はリードが保護観察を求めたことに不快感を覚え、彼の謝罪も受け入れなかったと彼女は述べている。被害者の家族は司法取引に反対していた。

ミラーさんは、火曜日の法廷に出席していた娘は良くなったが、まだ歩くときに片足を引きずり、バランス感覚が悪く、分厚い眼鏡をかけなければならないと語った。

リードが法に触れたのは今回が初めてではなく、2009年にペンシルバニア州の薬物治療プログラムを終了している。当時、父親はフィラデルフィア・イーグルスのヘッドコーチを務めていた。

チーフスは11月にアリエルちゃんの継続的な治療費などを支払うことで彼女の家族と内々に合意している。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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