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トレードされることなく期限を迎えたテキサンズWRクックス

2022年11月02日(水) 13:36


ヒューストン・テキサンズのブランディン・クックス【AP Photo/David J. Phillip】

ワイドレシーバー(WR)ブランディン・クックスは歴史の変わり目にいるように見えていたが、結局はこれからもヒューストン・テキサンズに残るようだ。

現地1日(火)に設定されていたNFLのトレード期限を迎えるにあたり、クックスはテキサンズにとどまっている。ただし、クックスに関するトレードの交渉はあったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えている。

火曜日までトレードの筆頭候補に挙げられていたクックスは、トレード期限後に投稿された不可解なツイートを見る限り、1勝5敗1分のテキサンズにとどまることに満足していないように見える。

「人の優しさを当たり前のものだと思っちゃいけない。あまりにも長くウソに覆われた日々は終わりだ。自分のキャリアをプレーしながら、ラインを超えたんだ」

クックスがトレードされていれば、歴代最多タイのキャリア4度目のトレードになっていた。NFL史上、4度トレードされたのはプロフットボールの殿堂の一員であるランニングバック(RB)エリック・ディッカーソンのみだ。

クックスの2023年の保証額がトレードに影響を与えた可能性はある。今季のベースサラリーで116万ドル(約1億7,111万円)が保証されているクックスは、来年には180万ドル(約2億6,551万円)が保証されていた。

クックスはヘッドコーチ(HC)ラビー・スミスが個人的事情だとした理由によって、火曜日の練習に参加していなかった。また、リストには手首の負傷とも記載されている。クックスは今のテキサンズでトップにあたるキャッチ32回、354レシービングヤードをマーク。29歳のクックスはこれまでにプレーしてきた各チームで1,000ヤード超えを達成している。

クックスのキャリアはニューオーリンズ・セインツの4巡目指名選手として始まった。2017年にニューイングランド・ペイトリオッツにトレードされ、その後はロサンゼルス・ラムズ(2018年)、テキサンズ(2020年)と移動している。

火曜日に10件のトレードが行われ、12名の選手がチームを移動した。これは過去30年のトレード期限日の記録として最多だと『NFL Research(NFLリサーチ)』が伝えている。

しかしながら、他にもクリーブランド・ブラウンズのRBカリーム・ハントやロサンゼルス・ラムズのRBキャム・エイカーズ、そしてクックスといった面々が、新天地に移ることなくトレード期限を迎えている。

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