3勝4敗1分のコルツがOCマーカス・ブレイディを解雇
2022年11月02日(水) 13:57クオーターバック(QB)交代が攻撃陣の大きな後押しにはならなかったのを受けて、インディアナポリス・コルツのヘッドコーチ(HC)フランク・ライクは次の手に出た。
コルツは現地1日(火)に、攻撃コーディネーター(OC)マーカス・ブレイディを解雇したことを発表している。
ライクHCは声明の中で「これは信じられないくらい厳しい決断だったが、チームにとっての最善のために、する必要があると感じた」と述べた。
「マーカスのこの組織へのコミットメントへ感謝している。彼は過去5シーズンにおいて、われわれの攻撃陣の成功に大きく寄与していた。今後の彼の活躍を祈っている」
ブレイディはライクHCが起用された2018年にコルツに加わった。アシスタントQBコーチを務めた後、2019年と2020年はQBコーチに就任。2021年にニック・シリアニがフィラデルフィア・イーグルスのHCになったのを受けてOCを引き継いでいた。
ブレイディ解雇の決断は、ライクHCがQBマット・ライアンを下げて2年目のQBサム・エリンガーを先発起用してから1週間も経たないうちに下されたものだ。
コルツ攻撃陣は苦戦を続けており、日曜日に17対16でワシントン・コマンダースに敗北した試合では合わせて324ヤード、ファーストダウン獲得15回、ターンオーバー2回を記録している。
ライクHCがプレーコールを行う中、OCを解雇したことで3勝4敗1分のコルツの運命がどれだけ変わるかは分からない。
ポストシーズン進出を熱望しつつシーズンを迎えたものの、コルツは8週にわたって落胆の日々を過ごし、本来の力を発揮できていない。
苦戦するコルツの新たなスケープゴートとなったブレイディOC。この先も黒星が続けば、矛先はやがてライクHCやジェネラルマネジャー(GM)クリス・バラードに向けられるかもしれない。
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