レイダースの逆転負けに「こういう試合に負ける理由はない」とWRアダムス
2022年11月08日(火) 11:47ラスベガス・レイダースは試合序盤でまたしても大きくリードすることができたが、そのリードは再び消え去り、現地6日(日)にジャクソンビル・ジャガーズに27対20で敗れている。
レイダースはビッグプレーを決めて第2クオーターまでに17対0と点差を広げた。しかし、クオーターバック(QB)デレック・カー率いるオフェンスは後半で5回のドライブのうち4回しかファーストダウンを獲得することができず、ジャガーズに反撃のチャンスを与えてしまった。
敗戦後にワイドレシーバー(WR)のデイバント・アダムスは「こういう試合に負ける理由はないから腹立たしい」と『ESPN』にコメントしている。「救いようのないチームでプレーしているならまだしも、俺たちはそんなんじゃない」
アダムスの活躍は、レイダースの威勢のいいスタートとその後の失速ぶりをそのまま反映したようなものだった。
このダイナミックなレシーバーは前半に9回のキャッチで146ヤードとタッチダウン2回を記録し、1991年以来、1試合の前半にレシーブ9回以上、140ヤード以上、タッチダウン2回以上をマークした5人の選手のうちの1人となった(2009年にヒューストン・テキサンズのアンドレ・ジョンソンがシアトル・シーホークス戦で達成して以来)。
後半でアダムスは8回のターゲットでキャッチ1回、そして0ヤードだった。2006年のマイアミ・ドルフィンズのクリス・チェンバース以来、試合の前後半どちらかで8回以上のターゲットで0レシーブヤードを記録した最初の選手となった。
「前半の攻め方はある程度うまくいっていた」とアダムスは言う。「それを続けず、少し違うゲームを始めてしまったような気がする。そういう試合運びは良くない」
「だけど、結局のところ、俺が特定の状況で勢いに乗れていたり、パスゲームでボールを運べていてそれで試合に勝てるのなら、それが最善の策だ。うまくいっていることは続けないといけない」
レイダースが17点以上のリードを奪われたのは日曜日の試合で今季3度目となり、2003年のアトランタ・ファルコンズ、2020年のロサンゼルス・チャージャーズと並んで、NFL史上最多となった。フランチャイズの過去62シーズンにおいて、レイダースが17点以上リードしていた試合を落としたのは全部で5試合しかない。
「言いたいことはたくさんある。でも正直に言うと、ここで言う必要はないと思っている」とカーはチームの記者団に述べている。「言わなければならないことはあるし、対処しなければならないこともたくさんある」
「それでも全体としては、特に危機感を持つといった意味では、30分プレーしたところで試合はまだ終わっていないということを学ばなければならない。コーチが新しいとかいろいろなことがあって、新しいメンバーに正しいやり方やこういうメンタリティなんだということを教えなければならないような状況に、俺は何度も遭遇してきたような気がする。すごく疲れることだけど、それは俺の仕事でもあるんだ。そういうところはある。そういったことについては今すぐに話せる。ただ、内部で1対1で話さないといけないこともあって、他にも対応しなければならない」
レイダースは今年こそすべてのピースがうまくはまり、ポストシーズンでも勝ち進めることを期待してシーズン開幕を迎えた。ところが、現在2勝6敗のレイダースは再びAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区の最下位につけている。
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