練習に復帰し、不満について触れたテキサンズWRクックス
2022年11月11日(金) 15:29ワイドレシーバー(WR)ブランディン・クックスがヒューストン・テキサンズの練習に戻ってきた。しかし、クックスが今かかえるフラストレーションを考えれば、どれだけチームにコミットしているかが疑問に思えても無理はないだろう。
クックスのフラストレーションはどこから来ているのか。クックスは11月1日のトレード期限前に別のチームに移ることを望んでいたものの、取引はまとまらなかった。先週の木曜日に行われたフィラデルフィア・イーグルス戦に欠場してから初めてコメントを発したクックスは、この件に関する自分の感情を明かしている。
『KILT AM Radio(KILT AMラジオ)』のショーン・ビジャニによれば、クックスは「俺だって人間さ。フラストレーションを抱えている。はっきりと。俺は勝ちたい。今はそうじゃない。そうなっていない。俺の感情としては、そういうことだ」と話したという。
「俺たち全員が勝ちたいと思っているはずだ。俺たち全員が、多かれ少なかれフラストレーションを抱えている。俺はそういう立場だ」
クックスは春にもトレードトークの対象になっていた。しかし、4月にテキサンズと2年の延長契約を結んでおり、今は2024年シーズン末まで契約下にある状態だ。この契約には新たな報酬として3,970万ドル(約56億1,946万円)が盛り込まれており、契約時に3,600万ドル(約50億9,900万円)が保証されている。
今の段階では、その契約がクックスのトレードをさらに難しくしているようだ。だが、トレード期限が過ぎてすぐに、クックスは『Twitter(ツイッター)』で不満を示していた。
Don’t take a man’s kindness for granted. Covered for the lies for too long those days are done. Crossed the line with playing with my career 🏹
— Brandin Cooks (@brandincooks) November 1, 2022
「人の優しさを当たり前のものだと思っちゃいけない。あまりにも長くウソに覆われた日々は終わりだ。自分のキャリアをプレーしながら、ラインを超えたんだ」
木曜日にヒューストンにいたいか尋ねられたクックスはこう答えている。
「今俺がどう感じているかは、毎日確かめていくことだ。今は、当分の間はここにいる。他のすべてがうまくいっている限り、そのことは内部にとどめておく」
2023年のリーグイヤーが終わるまで、トレードは起こらない。クックスは今季に3連敗を喫して1勝6敗1分になっているテキサンズの状況についても語っている。
「自分のキャリアのこの時点では、これを再建と呼ぶのかは知らないけれど、誰もキャリアの後半で再建の中になんていたくないと思う。結局、俺は今、勝って、競いたい。それが常に俺の考え方だ」
クックスは先週に、チームの練習を免除されていた。シーズン第9週にイーグルスに敗れた試合の翌日に戻ってきたクックスだが、今週木曜日まで練習を始めていなかった。
テキサンズは日曜日に相手の本拠地でニューヨーク・ジャイアンツと対戦する。クックスもそこではプレーする見込みだ。2021年にクックスはキャッチ90回、1,037ヤード、タッチダウン6回という記録でチームをリードした。しかし、今回にそのペースは落ち、これまでの数字としてはキャッチ32回、354ヤード、タッチダウン1回となっている。
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