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カーディナルスがQBマレーを除外、ウォルフォード率いるラムズとの試合はマッコイが先発

2022年11月14日(月) 05:44

アリゾナ・カーディナルスのカイラー・マレー【AP Photo/Jae C. Hong】

ハムストリングに問題を抱えているアリゾナ・カーディナルスのクオーターバック(QB)カイラー・マレーが、シーズン第10週の試合を欠場することになった。

マレーは現地13日(日)に行われ、チームにとって重要な一戦となるロサンゼルス・ラムズとの試合で、正式にインアクティブとされている。そのため、QBコルト・マッコイがマレーの代わりに先発を務めることになった。

試合に向けたステータスがクエッショナブルとなっており、出場可否は試合前の判断とされていたマレーは、木曜日と金曜日の練習に制限付きで参加していたものの、地区ライバルであるラムズとの試合には出場できなくなっている。

一方のラムズも、脳しんとうプロトコルに置かれている先発QBマシュー・スタッフォードをカーディナルス戦でインアクティブとしている。これにより、カーディナルス戦ではQBジョン・ウォルフォードが先発を務めることになった。

今季、マレーは9試合に出場して2,168パスヤード、タッチダウン12回、359ランヤード、タッチダウンラン2回をマーク。シーズン第9週にシアトル・シーホークスに敗れた試合でハムストリングを負傷したものの、そのままプレーを続行していた。『HBO』の“Hard Knocks In Season: The Arizona Cardinals(ハード・ノックス・イン・シーズン:アリゾナ・カーディナルス)”で見られるように、普段は俊足なマレーはケガにより調子を崩し、ついには試合に出られなくなっている。

2021年シーズン、マレーは足首の捻挫が原因で3試合を欠場。マレーが不在の3試合ではマッコイが先発を務め、成績は2勝1敗だった。

キャリア12年目を迎え、カーディナルスでの2シーズン目を過ごしているマッコイは、日曜日の試合でシーズンデビューを果たすことになっている。

マッコイはキャリアを通して、ラムズ戦で先発を務めたときの成績が2勝2敗だ。しかし、ラムズがまだセントルイスに本拠地を構えていた2014年シーズン以降、マッコイは一度もこのチームとの試合で先発していない。当時、マッコイが所属していたワシントン・レッドスキンズ(現コマンダース)はその試合に24対0で敗れている。

カーディナルスはラムズ戦に臨む前、2連敗を喫していたほか、直近の5試合中4試合を落としていた。フランチャイズQBが回復しつつある中、チームを再び勝利に導けるかどうかはマッコイ次第となっている。

スタッフォードの欠場により、ウォルフォードは2020年シーズン第17週以来、キャリア2度目の先発出場を果たすことになった。偶然にもこのときもカーディナルスと戦ったウォルフォードは、チームを勝利に導いている。

スタッフォードはラムズの一員になってから一度も欠場したことがない。また、最後に欠場したのはデトロイト・ライオンズに所属していた2019年シーズンだ。しかし、その連続出場は日曜日に途絶えることになった。

【RA】