カーディナルスTEアーツが膝負傷でシーズン終了
2022年11月15日(火) 08:41アリゾナ・カーディナルスはシーズン第10週に同地区の相手に重要な勝利を収めたが、その過程でチームの最も有力なパスキャッチャーを失った。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地14日(月)に情報筋の話を元に報じたところによると、カーディナルスのタイトエンド(TE)ザック・アーツが日曜日に勝利したロサンゼルス・ラムズ戦の途中で膝を負傷してシーズン終了になったという。
ベテランTEのアーツは1回目のキャッチを決めた後、第1クオーターで離脱。カートに乗せられてロッカールームへ運ばれる前、足を引きずりながらサイドラインまで向かう際に明らかに苛立ちを見せていた。
今シーズン、アーツはこれまでに出場した10試合でレシーブ47回、タッチダウン4回を記録し、チームの全パスキャッチャーの中でトップの成績を収めてきた。また、32歳のアーツは406レシーブヤードをマークしてチーム内3位につけている。
昨シーズンの途中にトレードで獲得されたアーツは、クオーターバック(QB)カイラー・マレーにとって信頼できるターゲットだった。また、競争の激しいNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区で失敗の許されないチームにとって、彼のベテランとしての存在感は確実に惜しまれるはずだ。
アーツが離脱した後、ドラフト2巡目指名を受けた新人TEトレイ・マクブライドがチームのオフェンシブスナップの91%に参加し、キャッチ1回で7ヤードを記録したものの、このプレーでファンブルを喫して自らリカバーすることを余儀なくされていた。カーディナルスのロースターには他にも出場可能なTEスティーブン・アンダーソンがいる他、練習生としてベテランTEマックス・ウイリアムスが別の選択肢として控えている。
【RA】