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反則は「悔しい」とカウボーイズHCマッカーシー、第4ダウンの判断に悔いなし

2022年11月15日(火) 12:05


ダラス・カウボーイズのマイク・マッカーシーHC【James D. Smith via AP】

現地13日(日)、ダラス・カウボーイズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーは31対28で敗れたグリーンベイ・パッカーズ戦のオーバータイムで第4ダウンに失敗した際、ランボー・フィールドの地面にヘッドホンを叩きつけていた。

第4クオーターで14点のリードをパッカーズに追いつかれて試合を延長戦に持ち込まれると、カウボーイズは積極的に動いたが、ドライブ中の2つの反則がチームの足かせとなった。敵陣35ヤードラインで迎えた第4ダウン残り3ヤードという場面でマッカーシーHCは向かい風の中で53ヤードのフィールドゴールを試みず、タッチダウンで試合を決めようとした。

試合後にマッカーシーHCはこう話している。「あの時はフィールドゴールを狙える距離にいた。まあ、正直に言うと、プレーを続けるべきだと思ったんだ。第2ダウンでもそういうコールをしたし、試合の流れを考えたら妥当な判断だった。ビッグプレーをしてはペナルティを繰り返しいたから、とにかくプレーし続けることが重要だった。コールも良かったと思っている。第4ダウン残り3ヤードでのコールは後悔していない。結果的にコンバートできなかっただけだ」

クオーターバック(QB)のダック・プレスコットはそのプレーでプレッシャーをかけられており、ランニングバック(RB)トニー・ポラードへの必死のトスはインコンプリートに終わっている。

しかしながら、このドライブの本当の敗因はその前に取られた二つのペナルティで、ワイドレシーバー(WR)ジェーレン・トルバートが不可解なオフサイドを取られ、ガード(G)のコナー・マクガバンがホールディングをコールされたことでそれぞれ9ヤードと16ヤードのゲインを失っている。

「延長戦では完全に主導権を握っていると思っていた」とマッカーシーHCは言う。「当然ペナルティは悔しくてたまらない。だが、そういうものも乗り越えるべきだ。このチームの選手ならそれができる。彼らのことを思うと残念だ」

ホールディングのコールが及ぼした影響は大きく、それがなければカウボーイズは自陣26ヤードの地点で第1ダウンに成功していた。代わりに、その3プレー後にボールを手にしたパッカーズがフィールドゴールを決めて勝利をつかんでいる。

カウボーイズの無念の敗戦により、マッカーシーHCにとって古巣であるグリーンベイでの試合は台無しとなった。ニューヨーク・ジャイアンツがこの日すでに勝利していたことで、カウボーイズはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区3位に転落している。

「マイクのためにも勝ちたかった」とプレスコットは述べている。「できなったのが悔しい。それに尽きる。ごまかしようがないし、他につけ加えることもない。マイクのためにも勝ちたかったけど、それ以上に、自分たちのゴールにまた一歩近づくという目標を達成できなかった。だから、一致団結してこれからこのチームをもっと良くするために努力するしかない」

【R】