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足首のケガを抱えながらも重要なインターセプトを決めたカーディナルスSベイカー

2022年11月15日(火) 12:11

アリゾナ・カーディナルスのブッダ・ベイカー【AP Photo/Darryl Webb】

アリゾナ・カーディナルスのスターセーフティ(S)ブッダ・ベイカーは現地13日(日)に行われたロサンゼルス・ラムズ戦に出場するはずではなかった。しかし、ベイカーは試合に出場し、勝敗を決定づけるインターセプトを決めてチームが27対17で勝利するのを後押ししている。今回の勝利はカーディナルスが今シーズンを生き抜くために必要なものだった。

『Arizona Sports(アリゾナ・スポーツ)』によると、ベイカーは「ただ1週間を通して多くのことに取り組んで、プレーできるほど調子が良いと伝えた」と明かしたという。「MRI検査を受けた後、どれくらいの期間欠場することになるかを教えてもらったんだけど、俺としては、正直なところ、それをただ受け入れられなかった。それを受け入れることなく、一日一日を大切にしながら取り組んで、足首の治療を続けたいと思った。木曜日を迎えた頃には大丈夫な感じがしていた。金曜日に少し練習してみたら“いけそうだな”と思った。週末もずっと治療を続けて、今日の試合に勝つことができて、いい気分だ」

ベイカーはハイアンクルスプレインに見舞われ、数週間の離脱が見込まれていた。しかしながら、日曜日の試合に気合で出場し、クオーターバック(QB)カイラー・マレーを欠いたチームが勝利を引き寄せるのに貢献している。ベイカーはラムズ戦でタックル4回を記録した他、QBジョン・ウォルフォードが放ったパスの前に飛び出し、53ヤードをリターンして地区内の勝利を確実にした。

足を保護するためのウオーキングブーツを履く場合が多いケガを抱えながらもプレーできていたことを受けて、ベイカーは本当に人間なのかと質問されている。

笑顔を浮かべながら「そうだよ」と答えたベイカーは「いや、もしかしたらそうじゃないかもな」と続けた。

ランニングバック(RB)ジェームズ・コナーは「俺たちは彼のことを“ウェポンX”って呼んでいる。彼はウルヴァリンだ」と話している。

両チームともに先発クオーターバックが欠場していた試合で、ケガをおしてプレーしたベイカーはチームにエネルギーを与え、チームメイトが待望の勝利を手にするように拍車をかけた。

ベイカーは「プレーできるほどいい状態だと感じていた。(健康なときの)本来の自分とは違ったけど、“W(勝利)”を手に入れるには十分だった」と語っている。

【RA】