パッカーズが元3巡目指名のWRアマリ・ロジャースを放出
2022年11月16日(水) 09:31グリーンベイ・パッカーズがワイドレシーバー(WR)アマリ・ロジャースの実力を見る試みを正式に打ち切っている。
現地15日(火)、パッカーズがロジャースを放出したと発表した。
パントリターナーとしてかなり苦戦してきたロジャースは、日曜日に行われたダラス・カウボーイズ戦のオーバータイムにおける重大な失敗を含め、今シーズンに5回のファンブルを喫している。カウボーイズ戦でファンブルした後はディフェンシブバック(DB)キーショーン・ニクソンが代わりにパントリターナーを務めた。
パッカーズがロジャースからパントリターナーの仕事を奪うか、インアクティブにすることは一策として挙げられるだろう。しかし、かつて3巡目で指名した選手を、キャリア2年目のシーズンを送っている途中に放出するのは完全に別の話だ。
ロジャースはオフェンスの一員として試合に出るのに苦戦し、これまでに出場した26試合でキャッチ8回、95ヤードという記録にとどまっている。
パッカーズは才能のある選手をドラフトで指名し、育成することに誇りを持っている。ジェネラルマネジャー(GM)ブライアン・グーテクンストが2年目のシーズンを過ごしている最中のロジャースを手放したことは、2021年ドラフト全体85位で指名したロジャースが序列の中でどの位置にあったかを物語っていると言えよう。この動きが4勝6敗となっているパッカーズのシーズンに変化をもたらす可能性は低い。一方で、チームがドラフト指名に失敗したことと、クレムソン大学出身の選手が近い将来に成長すると見込めなかったことを認めたことにはなる。普段は忍耐強いパッカーズのフロントオフィスとしては、珍しい動きだった。
パッカーズは火曜日に2021年に7巡目で指名したランニングバック(RB)カイリン・ヒルもカットしている。また、ロジャースの放出に伴い、ベテランWRデデ・ウエストブルックと練習生として契約した。
【RA】