ラムズWRカップがハイアンクルスプレインの手術でIRへ
2022年11月16日(水) 10:47ロサンゼルス・ラムズのスターレシーバーであるクーパー・カップが、少なくとも1カ月は戦線を外れることになる。
ラムズのヘッドコーチ(HC)であるショーン・マクベイは現地15日(火)、カップが水曜日に負傷した足首の手術を受け、故障者リザーブ(IR)に登録される見込みだと話した。
マクベイHCは日曜日に敗れたアリゾナ・カーディナルス戦でハイアンクルスプレインを抱えたカップが、タイトロープを用いた手術を受ける予定だとつけ加えている。マクベイHCは昨年にワイドレシーバー(WR)として三冠を達成(レシーブ数、レシービングヤード、レシービングタッチダウン)したカップがシーズン終了とは話していないものの、少なくとも4週間は戦線を離れることになる。
火曜日に「影響は大きい」と報道陣に話したマクベイHCはこう続けた。
「だが、われわれにできるのは、知恵を集めよう、誰と一緒にプレーするのかを把握しよう、彼らは何が得意だ? と言うことだけだ」
「プランがどうそれと沿うようにできるか、また、彼らに力を注ぎ、彼らを成長させ、自分たちの能力のベストで、そして喜びをもってプレーできるよう助け、彼らを勝算のあるポジションにつけ、いくつかのプレーを決めて、彼らにできる限りの戦いができるようにする方法を探していく」
3勝6敗になっているラムズの現実的な状況として、カップがシーズン残りのすべてで戦線を離れる可能性はある。タイトロープを用いた手術で足首を固定した場合、通常は回復に4週間から6週間がかかる。その頃には、現スーパーボウルチャンピオンのシーズンは望みが絶たれているかもしれない。
カップが少なくともこれから4試合――対ニューオーリンズ・セインツ、カンザスシティ・チーフス、シアトル・シーホークス、ラスベガス・レイダースの各試合――で不在になることで、ラムズは唯一の安定した武器を失う。カップはキャッチ75回でラムズのトップに当たる812ヤードとタッチダウン6回をマーク。2番手はキャッチ45回、385ヤードのタイラー・ヒグビーだ。
カップの不在によって、ロサンゼルスで苦戦しているアレン・ロビンソンが大きな役割を担うことになるだろう。ベテランのロビンソンは今季にキャッチ29回、292ヤード、タッチダウン2回を記録している。負傷の影響で3試合にしか登場していないヴァン・ジェファーソンや、ベン・ショーロニクがターゲットになることも増えるはずだ。
マクベイHCは「まさにそれが、今回の件でわれわれのいるところだ」と言う。
「当たり前だが、クーパー・カップのような選手は絶対に代えがきかない。だが、われわれはプレーする選手たちのスキルセットを際立たせるための最高の方法を見つけなければならない。こういうタイプのゲームをプレーするまで本当のところは分からないので、われわれは多くの選手たちについて学び続けていく。そういう部分はこのチャレンジにおいて楽しいところで、コーチとして彼らにできる限りを注ぎ、彼らに持てる最高の能力でプレーさせることができるかを見てみよう」
カップの離脱はシーズンの大部分で悲惨な状態になっているラムズ攻撃陣にとっての新たな逆風だ。過去7戦中6試合で20ポイント以下となったラムズは、今季を通して24ポイントを超えたことが1度しかない。
悪い知らせはカップの件だけではなかった。オフェンシブライン(OL)にもケガが続いており、マクベイHCは血栓が生じたオフェンシブラインマンのアラリック・ジャクソンがシーズン終了となったこと、ならびにガード(G)チャンドラー・ブリュワーがMCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)捻挫でIRに登録されることを明かしている。
マクベイHCは敗戦した日曜日に欠場していたクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードが脳しんとうプロトコルにとどまっていることにも触れている。
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