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シーホークス戦までのQBブレイディのプレーを批判するバッカニアーズのブルース・エリアンス

2022年11月17日(木) 13:24

タンパベイ・バッカニアーズのブルース・エリアンス【Aaron M. Sprecher via AP】

ブルース・エリアンスはタンパベイ・バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)を務めていたとき、クオーターバック(QB)のトム・ブレイディを刺激するような発言をすることを好んでいた。現在はジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトのシニアアドバイザーを務めているエリアンスだが、それは今も変わっていないようだ。

『JoeBucsFan.com』のイラ・カウフマンとのインタビューに応じたエリアンスは、現地13日(日)にドイツで実施されたシアトル・シーホークス戦の前にチームが苦戦していたことを受けて問題視されていた攻撃コーディネーター(OC)バイロン・レフトウィッチを擁護し、次のように述べた。

「バイロンに対してフェアではなかったと思う。誰もブレイディのプレーが悪かったとは言わないだろうが、彼のプレーは悪かった。若手ぞろいのオフェンシブフロントはまだ成長段階の困難を抱えていて、うまく動かせなかった。ランプレーでヤードが減ったらプレーコーラーとしては“もういいや、トムにボールを預けよう”となる時が来るものだ」

エリアンスがヘッドコーチ時代にどれほど公然とブレイディを批判していたかを踏まえると、かつて一緒に働いていたOCを擁護してクオーターバックに責任を押しつけたとしても驚きではない。一方で、日々のオペレーションを任されていない人物がコメントするのは異例であり、とりわけネガティブな内容に触れるのは珍しいと言えよう。

相変わらず、エリアンスは型破りな人物なのだ。

「シーズンの残りの部分については、本当に楽観的にとらえている」と語ったエリアンスは「まず、われわれは好調になってきている。先週、トムは今シーズンで初めて練習で笑顔を見せていた。彼は良くなっていくはずだ。特にディフェンス面で、われわれが日曜日のプレーで見せていた威勢のよさは最高だった。われわれはそれをしばらく見失っていた。シアトルはいいランニングチームだが、あの子(シーホークスのランニングバック/RBケネス・ウォーカー三世)はどこにも行けていなかった」と続けている。

バッカニアーズはシーホークス戦に勝利したことで、全体的に低迷しているNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区の中で単独首位となった。残りのスケジュールがNFCの中でかなり楽なものになっているバッカニアーズは、シーズン第10週に見せたようにプレーを改善させ続けられれば、そのままポストシーズンに進める可能性がある。

【RA】