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「ふらふらしたボールを投げてしまった」とミスを認めるパッカーズのQBロジャース

2022年11月19日(土) 16:55


グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Mike Roemer】

ランボー・フィールドに雪が舞う中、グリーンベイ・パッカーズの現実的なプレーオフ進出への願望も、同様に消え去ったようだ。

ウィスコンシン州の特徴的でない秋の中で、もう一つ慣例でない出来事として、アーロン・ロジャースは無数のスローに失敗してしまい、パッカーズは現地17日(木)、テネシー・タイタンズに27対17で負けた際に、寒さに耐えたもののプレーオフの権利を奪われたファンによってブーイングを受けた。

ロジャースはブーイングについて「興味深いね。俺が言える一番いいコメントだ」と話した。

試合では、ロジャースは227ヤード、タッチダウン2回、インターセプト0回とレーティング94.7と、39本のパスのうち24本を成功させた。一見すると、それはほとんど悪い内容ではないが、直近7試合で6敗しているロジャースは、長い間正確に投げていたパスで誤爆した。そして木曜日に、彼は数回の機会をひどく逃したのだ。

ロジャースは自分のプレーが標準以下だったことを認めたが、なぜ失敗してしまったかは定かでなく、シーズン第5週以来治療を続けている右の親指に責任を押し付けることもしなかった。

2年連続でAP通信NFL最優秀選手に輝いた彼は「一つのポイントを挙げるのは難しいよ。親指については言い訳をするつもりはない。ニューヨーク(ジェッツ)戦以来同じ状態だ。分からない。戻って見返してみないと。根本的にはいい状態だったように思う。ただ、同じように握ったり、同じようにボールを出したりするのがうまくいかなかったんだ。今夜はちょっとふらふらしたボールをたくさん投げてしまった。風もあったしね。俺は決めなければならないスローをいくつか失敗した」と述べた。

第4クオーターの前半に27対17とリードされ、まだ逆転の可能性が残っていたパッカーズは、最後の4回のポゼッションで無得点に終わってしまった。

2回のインコンプリートによる3アンドアウト。そして、ロジャースがクロスルートでワイドオープンになっていたサミー・ワトキンスへのパスを第3ダウン3ヤードで失敗したことが、もう一つの3アンドアウトになった。その後、ロジャースが第4ダウン残り3ヤードでアレン・ラザードを過ぎて10ヤードのボールを投げたとき、パッカーズはターンオーバーを与えてしまった。パッカーズの最後のポゼッションでは、アーロン・ジョーンズが第4ダウン残り1ヤードで前に進むことができず、またしてもあと少しのところだった。

これは、誰もがシーズンの始めに期待していたパッカーズではなく、誰もが期待していたロジャースでもない。

ダラス・カウボーイズ戦の延長戦に勝利したことで、好転が期待できるというメリットがあったが、その考えはテネシー・タイタンズによって否定された。

ロジャースは「先週、俺たちは多くの可能性を示したと思う。今週は、3つのフェーズすべてで褒められるようなプレーをすることがなかった」とコメントした。

まだ厳密には秋だが、パッカーズは2022年シーズンの冬を迎えている可能性が高い。彼らは現在NFC(ナショナル・フットボール・チーム)順位表の10位で、自分たちのアイデンティティ、リズム、そしてチームへの期待を維持するための何かをシーズン中ずっと探しているように見える。

ロジャースもまだチームのプレーオフ進出を信じてはいるが、木曜日の試合の彼のミスを見ると、その期待はわがままにも感じられる。

ロジャースは「俺たちは潜在力を十分に発揮しなければならない。それができれば、最後の6試合は勝てる。その自信はある。もちろん、俺は自分の潜在力を最大限に発揮しなければならないが、今夜はそうではなかったんだ」と話した。

【AK】