テネシー・タイタンズの攻撃コーディネーター（OC）であるトッド・ダウニングが現地18日（金）の早朝に飲酒運転で逮捕されたと、テネシー・ハイウェイ・パトロール（THP）がNFLに認めた。

ダウニングはテネシー州ウィリアムソン郡の拘置所に収監され、その後保釈金を支払った。

テネシー・ハイウェイ・パトロールによると、ダウニングは現地時間午前2時半ごろ、I-65号線において猛スピードで車を運転しているのを目撃されたという。THPの隊員がダウニングのスピード違反の取り締まりを行った際、酔っぱらっている兆候と車内からアルコールの臭いを確認したという。その後、ダウニングは逮捕された。

タイタンズは声明で「われわれはトッド・ダウニングに関する報告を認識しており、追加の情報を収集する過程にある」と述べている。

タイタンズのヘッドコーチ（HC）マイク・ブラベルは、ダウニング、オーナーのエイミー・アダムス・ストランクとジェネラルマネジャー（GM）のジョン・ロビンソンと連絡を取っており、組織が今回の件を”非常に真剣に”取り扱っていると金曜日に記者団に語った。

ブラベルは「われわれは全員、このコミュニティのメンバーとして、この組織のコーチや選手として、父親、夫、チームメイトとして、重大な決定を下すために大きな責任がある。われわれはそれを理解している」とコメントした。

NFLはタイタンズと連絡を取り合い、この問題に対処するとしている。

「コーチも含め、すべてのリーグとクラブの関係者は、違反があったと判断された場合、潜在的な懲罰の対象となる」とリーグは声明で述べている。

ブラベルは、チームが独自の懲戒処分を検討しているかどうかについてはコメントを避け、リーグが何を決定しようとも従うと述べた。

今回の事件は、タイタンズがランボー・フィールドでグリーンベイ・パッカーズを27対17で破った数時間後に起きた。

42歳のダウニングは2019年からチームに所属している。2021年にタイトエンド（TE）コーチから攻撃コーディネーターに昇格していた。

NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは金曜日、チーム施設やチームの飛行機やバスでの移動中にアルコールを禁止する、リーグの長年の方針に違反した場合、全クラブに“重大な懲罰”を警告する覚書を送ったと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが情報筋の話として報じている。

覚書には「最近の出来事を踏まえて、チームの皆さんには、プレシーズン、レギュラーシーズン、ポストシーズン中に、ロッカールーム、練習場、オフィス施設、チームバスや飛行機での移動中に、ビールを含むアルコール飲料を禁止するというリーグの方針を再確認してもらいたい。これは、すべての選手、コーチ、チーム職員、チームと一緒に旅行するゲストに適用される」と書かれている。

「この方針は、長年にわたって実施されてきた。チーム施設や移動中にアルコールを摂取することは、リーグ、選手、コーチ、その他の人々にとって重大かつ不必要なリスクを生む。この重要なポリシーに違反した場合は、深刻に受け止められ、重大な懲罰を受けることになる」

「各チームは、旅行の手配にアルコールサービスの提供が含まれていないことを確認し、また、施設内でアルコール（ビールやその他のアルコール飲料を問わず）が利用できないことを確認するために、適切な措置を講じる必要がある。この件に関する更なる質問は、経営協議会またはフットボールオペレーションまで」

【AK】