QBハイニケを先発に据えて前進する構えのコマンダース
2022年11月20日(日) 21:41論争の元として始まったはずのものが、そんなことは全くなかった。それはワシントン・コマンダースにとって素晴らしいニュースだ。
だからこそ、タイラー・ハイニケは今後のチームのクオーターバック(QB)になると予想されている。
カーソン・ウェンツは指の手術を受けてまだ復帰の準備ができていないため、現地20日(日)のヒューストン・テキサンズ戦ではハイニケが先発を務める。そして、ある情報筋によれば、ハイニケはこのままお役御免となるまで先発QBにとどまり続けるという。言い換えれば、交代するしかなくなるまでということだ。
シーズン第7週以降、ウェンツのポジションを引き継いだハイニケはワシントンを劇的に方向転換させ、無敗だったフィラデルフィア・イーグルスに10点差以上をつけて勝利した試合を含めて過去4戦で3勝している。決して完璧ではなかったものの、彼にはコマンダースが必要としていたタフさと攻め時を察知する能力が適度にブレンドされて備わっている。
今は、何の決断もする必要はない。指の手術を受けたウェンツは故障者リザーブ(IR)に登録されており、まだアクティブにはなっていない。今週は投球の許可が出たため、サイドでボールを投げていた。しかし、近々どこかの時点で決断すべき時がやってくるだろう。
ヘッドコーチ(HC)のロン・リベラは今週、記者団にヒントを与えた。
「機運を見なくてはならない」と彼は述べた。「当然、チームの雰囲気を見なくてはならない。チームにとって何がベストかを考えるんだ」
昨年、急きょプレーすることになったハイニケは15試合で先発を務め、7勝8敗を記録した。トレードでウェンツを獲得したチームはハイニケと彼を交代させたが、ウェンツは2勝4敗でシーズンをスタートしている。サーズデーナイトのベアーズ戦で薬指を骨折しながらも辛勝したが、結局そのけがで手術を受けることになってしまった。
そこで登場したハイニケが力と勝利をもたらした。今週の試合でもそうすることが期待されている。
バックアップは再びルーキーのサム・ハウエルが務めることになり、どちらかの方向でどうにもならない展開になれば、ウェンツの復帰を前にハウエルが新たな経験を得る機会を与えられるかもしれない。ウェンツに感覚と強さが戻れば、彼はアクティブ登録されるだろう。
何か劇的な変化がない限り、彼はバックアップとしてアクティブ登録される可能性が高い。原則として先発QBの仕事はそうでなくなるまでハイニケのものだ。その状況は当面続くはずだ。
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