FAのWRベッカムがサンクスギビング後にカウボーイズとジャイアンツを訪問へ
2022年11月21日(月) 08:58フリーエージェント(FA)のワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムが、契約を交わすチームの候補として浮上しているNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区のライバル同士であるダラス・カウボーイズとニューヨーク・ジャイアンツをサンクスギビングの休日が終わった後に訪問する予定だと、複数の情報筋が話している。
ベッカムの訪問予定としてはこれらのチームしか分かっていないものの、どこと契約するかを決断する前に他のチームを訪問する可能性もある。
30歳のベッカムは先月にジャイアンツの施設を訪れ、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂した元チームメイトのWRスターリング・シェパードに会いに行ったものの、チームの首脳陣とは会っていない。今回は首脳陣との面談が計画されており、2014年NFLドラフトの全体12位でベッカムを選択したチームとのありそうもなかった再タッグの可能性が生じている。
ロサンゼルス・ラムズが優勝した第56回スーパーボウルの最中に左のACLを再び断裂したOBJは、膝の再建手術からの回復の最終段階にある。今は好調であり、昨年にクリーブランド・ブラウンズからリリースされた後にラムズでやってのけたように、シーズン終盤に向けてチームに大きな推進力を与える準備ができていると言われるベッカム。チームへの訪問を行う頃には、健康診断もパスできる見込みだ。
カウボーイズはベッカム獲得に積極的な姿勢を示してきた。特にオーナーのジェリー・ジョーンズは2週間前に行われたラジオでのインタビューで「われわれはオデルを最大限に評価している。カウボーイズのヘルメットについているスターは、彼が身につければきっと素晴らしいだろう」と話し、一連の推測に火をつけている。一部の情報筋によれば、関心を持っているのはベッカムの方も同様であり、来週の月曜日か火曜日にベッカムがカウボーイズを訪問する見込みだという。
ジャイアンツもベッカム獲得の可能性を追っている。ジャイアンツでセンセーションをおこし、2018年8月に5年9,000万ドルの契約を結んだベッカムだが、それから7カ月も経たないタイミングで、ジャイアンツはベッカムとディフェンシブエンド(DE)オリビーア・バーノンをクリーブランドにトレードし、見返りとしてガード(G)ケビン・ザイトラー、セーフティ(S)ジャブリル・ペッパーズ、2019年ドラフトの1巡目および3巡目指名権を手にした。ニューヨークに戻ることになれば、ベッカムはビッグアップルでのストーリーの結末を書き換えることができるだろう。ベッカムのニューヨーク訪問の日程は明らかになっていない。
最終的にいずれかのチームと契約した場合、ベッカムは再びポストシーズンで戦うチャンスを手にする。NFC東地区をリードするのは8勝1敗のフィラデルフィア・イーグルスだが、今の時点でシーズンが終了したとすれば、ジャイアンツ(7勝2敗)とカウボーイズ(6勝3敗)もワイルドカードでポストシーズン進出可能だ。
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