ファルコンズRBパターソンが最多リターンタッチダウン記録を更新
2022年11月21日(月) 09:52NFLに新たなキックリターン王が誕生した。
アトランタ・ファルコンズのランニングバック(RB)コーダレル・パターソンが現地20日(日)にキャリアで9回目のキックリターンタッチダウンを決め、元ワイドレシーバー(WR)ジョシュ・クリブスと元RBレオン・ワシントンのタイ記録を破って新記録を樹立した。
シカゴ・ベアーズに27対24で勝利した試合で、万能なパターソンは103ヤードのキックリターンタッチダウンを決めて記録を塗り替えている。このプレーでパターソンはベアーズのカバレッジを切り裂き、フィールド中央を駆け抜けて得点。電撃的な速さのリターンだった。また、これは試合序盤に喫したファンブルを帳消しにする以上の素晴らしい活躍だったと言えよう。
『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、それはパターソンにとってキャリアで7回目となる100ヤード超えのタッチダウンだったという。リーグ史上、そのような記録を3回以上残した選手は他にいない。
今回の記録はパターソンが過去10年間においてリーグで最も危険なリターナーとして位置づけられていることを証明しただけではない。パターソンはスペシャルチーム以外でも大きく貢献しているタイミングでこれを達成したのだ。
キャリア最初の8シーズンを4つの異なるチームでワイドレシーバーとしてプレーしていたパターソンは、2021年にランニングバックとしてファルコンズに入団した。
それ以降、パターソンは今シーズン第11週までに通算で1,012ランヤード、タッチダウン11回を記録。また、キャッチ58回で587ヤード、タッチダウン5回もマークしていた。そして、ベアーズ戦ではタッチ12回で59スクリメージヤードに加え、記録的なリターンタッチダウン1回を獲得している。
あらゆる面で脅威になれることをすでに証明しているパターソンが、次に試合を左右するような得点を挙げる可能性はどの場面からでもあり得る。
【RA】