2023年ドラフト候補のQBフッカーがテネシー大学の敗戦でACL断裂、シーズン終了へ
2022年11月21日(月) 11:36テネシー大学のフットボールチームはこの週末に惨敗を喫し、2023年のNFLドラフト候補であるチームのスター選手が今シーズンの残りをすべて欠場することになった。
クオーターバック(QB)ヘンドン・フッカーは現地19日(土)の夜にテネシー大学がサウスカロライナ大学に63対38で敗れた際、左膝のACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したと大学側が日曜日に発表した。6年目のフッカーのカレッジキャリアはこれで幕を閉じることになる。
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— Tennessee Football (@Vol_Football) November 20, 2022
「ヘンドンの素晴らしい旅路は信念、忍耐力、そして強さによって定義される。彼の偉大な選手への道のりには決して障害が立ちはだかることはなかった。テネシー大学のレジェンドであり、最高のチームメイトであるヘンドンはNFLでの活躍が期待される中、これまで以上に強くなって戻ってくることだろう。ヘンドー、ありがとう」
シーズン中はハイズマントロフィーの有力候補だったフッカーは、第4クオーターにファンブルしながら他の選手と接触することなくケガを負った。
1月に25歳になるフッカーはこれでNFLへの道筋が不透明となった。ロサンゼルス・チャージャーズのQBジャスティン・ハーバートよりも数カ月年上という年齢も、テネシー大学の爆発的なオフェンスが彼に与えた多くの見せ場と同様に評価の要因になり得るだろう。とはいえ、ケガを負う以前のフッカーはドラフト候補としての価値を着々と上げており、全体のトップ50に入っていたと言っても過言ではないだろう。
フッカーはACL断裂からの回復に専念するため、来年4月のドラフトまでの間にあまりワークアウトはできないかもしれない。この負傷により才能あるシグナルコーラーを選ぶ際の懸念材料がまた一つ増えた。
大学の公式記録によれば身長約193cm、体重約99kgのフッカーは今シーズン、パス329回のうち229回(69.9%)を成功させて3,135ヤードとタッチダン27回を積み上げたのに対して、インターセプトはわずか2回。さらに、ランでも430ヤードとタッチダウン5回を記録している。フッカーのキャリアが花開いたのは、昨シーズンにバージニア工科大学からテネシー大学に移籍してからだ。2021年シーズンは先発として起用されることはなかったものの、タッチダウン対インターセプト比は31対3、ランニングタッチダウンを5回決めてシーズンを終えている。
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