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ジャイアンツ新人WRロビンソンがライオンズ戦でACL断裂

2022年11月22日(火) 10:00

ニューヨーク・ジャイアンツのワンデール・ロビンソン【AP Photo/Seth Wenig】

ニューヨーク・ジャイアンツは2022年シーズンの残りの期間で、また1人ワイドレシーバー(WR)を失った。

現地20日(日)に31対18でデトロイト・ライオンズに敗れた試合で、WRワンデール・ロビンソンがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したとヘッドコーチ(HC)のブライアン・ダボールが月曜朝に発表している。

ドラフト2巡目指名を受け、ようやくジャイアンツオフェンスでより重要な役割を任されるようになってきたばかりの新人にとっては、残酷な結末だと言えよう。ロビンソンはこの試合でキャッチ9回、100ヤードを記録し、キャリアで初めて50ヤード超えを達成した後に負傷した。

ロビンソンの負傷はビッグブルーのWR陣にとって新たな打撃となっている。スターリング・シェパードは今季序盤にシーズン終了となる膝のケガに見舞われて故障者リザーブ(IR)に入った。また、チームはケガに悩まされていた元1巡目選手のカダリウス・トニーをカンザスシティ・チーフスにトレードしている。そして、今度はロビンソンを失った。

今回の負傷を受けて、ダボールHC率いるオフェンスにおけるターゲットチャートの上位には、WRダリウス・スレイトンやWRリッチー・ジェームズ、WRアイザイア・ホッジンズが位置することになる。現在7勝3敗でポストシーズン進出を目指しているジャイアンツは、WRケニー・ゴラデイ――日曜日の試合でシーズン第1週以来、初めてキャッチ2回を記録した――がプレーメーカーに変身することを切に望んでいる。

ロビンソンの離脱により、ジャイアンツがシーズン終盤に向けてフリーエージェント(FA)のWRオデル・ベッカムを呼び寄せる可能性にさらなる注目が集まるのは間違いないだろう。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロはベッカムがサンクスギビングの休日が終わった後にダラス・カウボーイズとジャイアンツを訪問する予定だと報じている。

また、ラポポートはMCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)を捻挫したコーナーバック(CB)アドリー・ジャクソンが4週間から6週間の離脱を見込まれていると情報筋の話を元に伝えた。このように、ジャイアンツは日曜日から守備陣においても深刻なケガに対処することになっている。

【RA】