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パンサーズQBダーノルドがブロンコス戦先発へ

2022年11月23日(水) 08:58

カロライナ・パンサーズのサム・ダーノルド【AP Photo/Mark Humphrey】

カロライナ・パンサーズがクオーターバック(QB)ポジションにまた新たな変化を起こしている。

QBサム・ダーノルドが現地27日(日)に行われるシーズン第12週のデンバー・ブロンコス戦で先発を務めるとチームが火曜日に発表した。これにより、ダーノルドはチームにとって今季3人目の先発QBとなる。

2021年シーズンの大半で先発を務めていたダーノルドだが、2022年に入ってからはオフシーズンに獲得されたQBベイカー・メイフィールドとの間で徹底的なポジション争いを繰り広げていた。プレシーズン中にその争いに敗れたダーノルドには、プレシーズン最終戦でハイアンクルスプレインに見舞われるという不幸が重なっている。この負傷により、ダーノルドは故障者リザーブ(IR)に登録された。

そうした変化があったにもかかわらず、パンサーズのQBルームは一貫性のない状態が続いている。シーズン序盤に期待通りのパフォーマンスを発揮できなかったメイフィールドは、1勝4敗のスタートを切った後にハイアンクルスプレインとなり、交代を余儀なくされた。3番手QBとしてシーズン開幕を迎えたP.J.ウォーカーはシーズン第6週から先発を務め、タンパベイ・バッカニアーズに21対3で勝利した試合を含めて5試合でチームを2勝3敗に導いている。しかし、シンシナティ・ベンガルズには42対21で敗れ、その試合では後半からベンチに下げられていた。

ダーノルドはそのシーズン第9週の試合後にIRからアクティブ登録されたが、彼とメイフィールドの両方が共に健康であるにもかかわらず、シーズン第10週に実施されたアトランタ・ファルコンズ戦ではウォーカーが先発出場した。しかし、その試合でウォーカーもハイアンクルスプレインに見舞われ、それ以来欠場している。

ウォーカーの欠場により、メイフィールドは日曜日に先発の座を取り戻したが、ボルティモア・レイブンズとの試合では終盤に2回のインターセプトを喫したほか、わずか3点しか得点できずに終わるなど、良い成績を残せなかった。そのため、パンサーズは3勝8敗となったチームの状況を好転させるための正しい選択になることを願いながら、シーズン第12週に再びダーノルドに先発を任せようとしている。

チームメイトが負傷したり、標準未満のパフォーマンスを見せたりしている中で、ダーノルドはパンサーズ攻撃陣の指揮を執る新たなチャンスを得た。とはいえ、今回のQB交代が同じように苦戦しているブロンコス(3勝7敗)との試合において、パンサーズが勝利を手にするのに有効かどうかは様子を見なければならないだろう。

【RA】