ラムズが3シーズン以上を共にしたRBヘンダーソンをウェイバーに
2022年11月23日(水) 11:06現地22日(火)、苦難に満ちたシーズンを送っているロサンゼルス・ラムズから注目に値する選手が何人か離れている。
ラムズがランニングバック(RB)ダレル・ヘンダーソンおよびラインバッカー(LB)ジャスティン・ホリンズをウェイバーにかけたと発表。また、タイトエンド(TE)ケンダル・ブラントンも練習生としての契約を打ち切られた。
チームのラン攻撃において重要な役割を担っていたことを踏まえると、ヘンダーソンの放出は意外だったと言える。これまでにキャリー70回で283ヤード(アテンプト平均4ヤード)、タッチダウン3回を記録しているヘンダーソンは、ラムズのリーディングラッシャーでありながらチームを離れることになった。これらの記録はリーグでトップクラスの成績を収めているランニングバックたちと比べると劣っているが、試合平均でたった76.1ランヤードしか稼げずにリーグで31位に位置しているラムズの現状をよく表している。
日曜日に行われた試合では、ヘンダーソンとラムズが決別する可能性を示すヒントがあった。今季、ヘンダーソンはチームのランナーの中で2番目に多いキャリー数を記録している一方で、シーズン第11週に敗れたニューオーリンズ・セインツ戦ではRBキャム・エイカーズがチーム最多14回のキャリーをマークし、RBカイレン・ウィリアムズがキャリー7回を記録したのに対し、ヘンダーソンはわずか2回のキャリーにとどまっていた。
ウィリアムズの復帰がヘンダーソンを追いやるきっかけになったのかもしれない。新人のウィリアムズはケガで2カ月以上の欠場を余儀なくされていたが、シーズン第10週から試合に出場し、前回の試合ではキャリアで最も多くの出番を与えられていた。ヘッドコーチ(HC)のショーン・マクベイはエイカーズをチームのリードバックとし、ウィリアムズをもう1つの選択肢として進めることを好んでいるように見受けられる。そうなれば、ヘンダーソンが活躍する場はほとんどない。
ヘンダーソンは火曜日に喜びを表す絵文字を2つ使ったツイートをしており、リリースされたことに動揺していない様子を見せた。
ラムズは今シーズン、あらゆる面において苦戦している。ワイドレシーバー(WR)クーパー・カップが離脱したことで状況はさらに悪化した。ラムズはすべてを解決するための明確な答えを現時点では持っていない。その中で、マクベイHC率いるチームは2023年にフリーエージェント(FA)となるランニングバックにボールを持たせることに興味がないようだ。
【RA】