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ラムズがQBスタッフォードをチーフス戦から除外、パーキンスが先発の可能性

2022年11月24日(木) 08:53

ロサンゼルス・ラムズのマシュー・スタッフォード【AP Photo/Gerald Herbert】

現地23日(水)、ロサンゼルス・ラムズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイがクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードはリーグの脳しんとうプロトコルに置かれているため、日曜日に実施されるカンザスシティ・チーフス戦に出場しないと発表した。

『The Athletic(ジ・アスレチック)』によると、マクベイHCはスタッフォードが脳しんとうを起こしているかどうか分からないと報道陣に明かしたという。ラムズがより多くの情報を集めようとしている中で、現時点でスタッフォードのケガは首の問題だと診断されている。

スタッフォードは前回の試合中にヒットされた後に足の感覚低下を経験し、月曜日にさらなる検査を受けることになったとマクベイHCは水曜日につけ加えた。ジ・アスレチックによれば、マクベイHCは今季の残りの期間でスタッフォードを欠場させるという考えも排除しなかったとのこと。

マクベイHCは日曜日に先発するQBを断定していないものの、バックアップQBブライス・パーキンスが代わりに先発を務めると見られている。水曜日、マクベイHCによる発表の前に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロはパーキンスが今週の練習でファーストチームのレップスの大半を担当する見込みだと報じていた。首のケガに対処しているQBジョン・ウォルフォードは水曜日の練習に制限付きで参加している。

スタッフォードはシーズン第11週に敗れたニューオーリンズ・セインツ戦に先発出場していたが、第3クオーター序盤にサックされた後に離脱。その後、スタッフォードはフィールドに戻らず、ラムズは4連敗を喫した。

セインツ戦でスタッフォードの離脱後に代わりに出場したパーキンスは、日曜日にアローヘッド・スタジアムでキャリア初先発を務める可能性が出てきている。パーキンスは今レギュラーシーズン2度目の出場となったセインツとの試合でパス10回中5回成功、64ヤード、キャリー5回で39ヤードをマークした。

昨季にスーパーボウルを制したラムズだが、今季は3勝7敗と低迷している。そのような状況で、スタッフォードが最も信頼を置いているワイドレシーバー(WR)クーパー・カップが足首のケガを理由に故障者リザーブ(IR)に置かれた。今季はランニングバック(RB)ポジションにおける混乱や、チームに新加入した選手たちのフィールド復帰が遅れていることなどが大きな懸念材料となっている。

スタッフォードはシーズン第9週にタンパベイ・バッカニアーズに敗れた後、脳しんとうプロトコルに置かれ、それが原因でシーズン第10週に敗れたアリゾナ・カーディナルス戦も欠場していた。また、スタッフォードは肘のケガに対処する中でシーズン開幕を迎えていた。

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