ニュース

カーディナルス戦での2ポイントコンバージョンは「チョコレートミルクのよう」とチャージャーズHCステイリー

2022年11月29日(火) 12:18


ロサンゼルス・チャージャーズのジェラルド・エバレット【AP Photo/Ross D. Franklin】

刻一刻と試合時間が過ぎていく中で、ロサンゼルス・チャージャーズはアリゾナ・カーディナルスに24対17とリードされ、シーズンも危うい状況に置かれていた。

残り18秒の場面でクオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートがランニングバック(RB)オースチン・エイケラーに1ヤードのタッチダウンパスをつなぐと、ヘッドコーチ(HC)のブランドン・ステイリーは勝負に出て、フィールドゴールで1点を追加して延長戦に持ち込む代わりに、2ポイントコンバージョンを狙った。

「われわれは勝つためにここに来た」とステイリーHCは話している。「毎週必死に戦ってきた。この試合で負けるわけにはいかなったんだ。この試合にはすべてを注ぎ込み、フットボールの試合に勝つために必要だと感じたことをやった」

その言葉通り、チャージャーズは勝った。

ハーバートはゴールライン付近でフリーになっていたタイトエンド(TE)ジェラルド・エバレットに完璧なパスをつないで2ポイントプレーを成功させ、25対24で勝利を手にした。

「チョコレートミルクのようになめらかだった」とステイリーHCはそのプレーを表現している。

チャージャーズオフェンスは第2クオーターと第3クオーターで調子を上げるまで苦戦を強いられ、試合序盤は3回連続のパントで終わっている。47回中35回のパスをコンプリートして274ヤードとタッチダウン3回を記録したハーバート率いるオフェンスは、第4クオーターでカーディナルスにリードを許すと再び勢いを失った。

だが、チャージャーズは最後のドライブで奮起し、2ポイントコンバージョンでこの日を締めくくっている。

「俺たちがアグレッシブにプレーするとはこういうことで、狙うしかないと思っていた」とハーバートは振り返る。「俺はコーチのそういうところが大好きなんだ」

この勝利でチャージャーズは2連敗に留めることができ、プレーオフ進出のチャンスをつかんだ。チームは6勝5敗でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)9位、最後の1枠まで1ゲーム差と、ポストシーズンへの望みをつないでいる。この試合で負けていればプレーオフ進出は絶望的だっただろう。

「この時点ですべての試合は必勝だ」とエイケラーは『ESPN』に話している。「AFCの他のチームが勝っているのを見たら…俺たちも追いつくしかない」

【R】