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QBバロウとマホームズの対決はかつてのマニング対ブレイディのようだとベンガルズWRボイド

2022年11月30日(水) 11:19


カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズとシンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【NFL】

今年1月、クオーターバック(QB)のジョー・バロウとパトリック・マホームズは衝撃的な結果を2つ生み出した。バロウ率いるシンシナティ・ベンガルズがシーズン第17週にマホームズ率いるカンザスシティ・チーフスに勝利した後、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームで再びチーフスを下したのだ。

現地12月4日(日)に行われるシーズン第13週の対戦を前にして、ベンガルズのワイドレシーバー(WR)タイラー・ボイドは2000年代初期に圧倒的な力を見せていたペイトン・マニングとトム・ブレイディのライバル関係を想起している。

チーム公式サイトによると、ボイドは月曜日に「あのクオーターバックの戦いと同じような状態に戻るだろう。俺はマニングとブレイディの対戦と同じようなもんだと思っている。あいつらを止めることはできない。どちらが優れているか、どちらがドライブでチャンスを生かして得点を取るかにかかっている。こういう試合では、フットボールを大事にして、ターンオーバーしないように気をつけないと」と語ったという。

マニングが引退して以来、多くのライバル関係が次世代のマニング・ブレイディと呼ばれてきた(多くはマホームズが絡んでいる)。しかし、そのような高みに到達するようなライバル対決が毎年繰り広げられるにはまだほど遠いのが現状だ。

バロウ率いるベンガルズはマホームズ率いるチーフスに2勝0敗となっているが、彼らが面と向かって戦った試合はまだまだ少ない。

今回の対決ではどちらがブレイディでどちらがマニングだと思うのかと質問されたボイドは、笑みを浮かべながら次のように答えている。

「これはバロウとマホームズだ。比較はしないさ。2人ともいち早く1万ヤードに到達したクオーターバックだ。バロウもマホームズも、止めるのは難しい。結局のところ、バロウは2勝している。選びたい方を選んだらいい。一番多く勝った方が勝ちだ」

このような比較はともかくとして、日曜日の試合はAFCでポストシーズンの出場枠を争う2チームによる激しい戦いになることが予想されている。

WR陣に変更があったにもかかわらずマホームズがタッチダウンパス数(29回)とパスヤード(3,585ヤード)でNFL内1位につけている中、チーフスは5連勝中だ。一方のベンガルズは直近の6試合中5試合で勝利。バロウはここ4試合でWRジャマール・チェイスを欠いていたが、タッチダウン数(23回)で2位タイに、パスヤード(3,160ヤード)で3位に位置している。また、チェイスは今週に復帰を果たす見込みだ。

今回の試合はAFCにおけるプレーオフの順位決定戦として極めて重要なものになる。9勝2敗のチーフスはプレーオフでベンガルズに敗れた雪辱を果たすだけでなく、第1シード獲得も目指して試合に臨むはずだ。7勝4敗とAFC北地区でボルティモア・レイブンズと同率となっているベンガルズは、1ゲーム差でワイルドカードの座を争っている。

【RA】