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2週間後の復帰を希望するラムズDTドナルド

2022年12月05日(月) 15:24

ロサンゼルス・ラムズのアーロン・ドナルド【AP Photo/Ross D. Franklin】

今シーズン、ロサンゼルス・ラムズは多くのスター選手を故障者リザーブ(IR)に登録してきた。直近では現地3日(土)午後にクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードを登録している。しかし、オールプロに選出された経歴を持つディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドは、スタッフォードやワイドレシーバー(WR)クーパー・カップ、WRアレン・ロビンソン、オフェンシブタックル(OT)ジョゼフ・ノートボーンなどの選手と同じようにはならないようだ。

情報筋によると、シーズン第12週に敗れたカンザスシティ・チーフス戦で軽度のハイアンクルスプレインに見舞われたドナルドは、約2週間後に復帰することが期待されているとのこと。現在、ドナルドの足首は固定されているものの、それはケガの深刻度を示すものではないという。

実際、足首を動かさないことで治癒は促進されており、ドナルドは19日(月)に組まれているグリーンベイ・パッカーズ戦に出場できる可能性がある。そうした治療の様子から、ドナルドは戦績に関係なくチームに戻ってくるつもりのようだ。ラムズは目下3勝8敗でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区の最下位に沈んでいる。

確かに、昨季のスーパーボウルチャンピオンは何もかもうまくいっていない。スタッフォードがIRに置かれたことは、まさにその象徴だと言えよう。日曜日に行われたシアトル・シーホークス戦ではQBジョン・ウォルフォードが代わりに先発を務めた。ラムズがシアトル・シーホークスに27対33で敗れた後にヘッドコーチ(HC)のショーン・マクベイが語った内容によれば、スタッフォードは脊髄(せきずい)挫傷で今季の残るすべてを欠場することになりそうだ。

今シーズン中に再び出場できないという同じ結末を迎えることになったとしても、ラムズがスタッフォードのIR入りを決めたのは戦績が原因ではなかったと情報筋が明かしている。

スタッフォードは週末にNFLの脳しんとうプロトコルを脱し、2回目の脳しんとうと診断されることはなかった。情報筋によると、彼は首にまだ問題を抱えているという。状態は良くはなっているものの、足にしびれを生じさせた神経の問題はまだ十分に落ち着かせる必要がある。

シーズン第13週から翌週の試合までの日数が少なく、その間に通常の練習が行われないことを踏まえると、首の問題でシーホークス戦に出場しなかったスタッフォードが、ラスベガス・レイダース戦を欠場する可能性が高いことは予想されていた。ラムズが多くの負傷者を抱えており、ロースタースポットの問題に対処している中で、スタッフォードのIR入りは理にかなっていると言える。

スタッフォードがシーズン終了とならず、今季中の復帰が可能になったとしても、1月上旬までにチームがプレーオフ争いから脱落していれば、彼をプレーさせる意味はないだろう。

なお、ドラフト指名権を確保するために試合にわざと負けるような行為はラムズには効果のないことだ。デトロイト・ライオンズは2021年に行ったスタッフォードのトレードのおかげで1巡目指名権を手に入れており、それは今のところ全体4位指名権になる予定だ。

【RA】