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パッカーズQBロジャースのプレー続行は未定、本人の意向が大きく影響する見込み

2022年12月05日(月) 14:33


グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Chris Szagola】

プレーオフ争いから脱落した場合、MVPに4度輝いたことのあるクオーターバック(QB)を欠場させるかどうかについて、チームも当の本人であるQBアーロン・ロジャースも決断を下していない。情報筋によれば、チームとロジャースは数週間のうちにそのシナリオを一緒に考えていくことになるという。

10月から投球側の親指を骨折しながらプレーしてきた上に、シーズン第12週に実施されたフィラデルフィア・イーグルス戦で肋骨を負傷したにもかかわらず、ロジャースは現地4日(日)に実施されたシカゴ・ベアーズ戦に先発出場した。伝えられるところによると、スタジアムでのレントゲン検査とその後のCTスキャンで、ロジャースの肋骨に骨折や損傷がないことが判明したという。まだ痛みを感じているにもかかわらず、不屈の精神を見せつけたロジャースは先週火曜日、4勝8敗でポストシーズン進出への望みが薄れつつある中でもベアーズ戦に出場するつもりだと話していた。

パッカーズはシーズン第14週にバイウイークを迎えるため、チームはかつてドラフト1巡目で指名したQBジョーダン・ラブをシーズン終盤にかけて起用する可能性について話し合う前に、プレーオフ進出の展望や1週間休養したロジャースの健康状態を含め、すべてを評価する時間を確保できる。そして、2021年オフシーズンの騒動を経て球団幹部とのコミュニケーションが改善されたことを評価しているロジャースは、その決断に大きな発言力を持つことになるだろう。ロジャースがプレーしたいと望み、身体的に可能だと感じれば、そのままプレーを続けることはほぼ間違いないはずだ。

ラブを試合に出す価値はあるものの、パッカーズは自分たちの意思決定に影響を及ぼしたり、2020年ドラフト全体26位で指名したラブを評価したりするために、彼を出場させる必要はない。この3年間でパッカーズはラブの成長を練習中に見てきた。実際、ラブは負傷したロジャースの代わりに出場したイーグルス戦で、パス9回中6回を成功させて113ヤード、タッチダウン1回を記録してその成長ぶりを見せつけている。

キャリアを通してさまざまなケガを抱えながらもプレーしてきたロジャースは、体の向きを変えることや呼吸が困難だったことを受けて肺の破裂の可能性を懸念し、試合を離れたとコメント。ベアーズ戦前にはさまざまなパッドを試しており、試合後に痛みが増す、あるいは異なる痛みを感じた場合、ロジャースがバイウイーク中に追加の検査を受ける可能性はある。

今週、39歳になったロジャースは3月にサインした契約延長の一環として、2023年に6,000万ドル(約80億5,695万円)近くの報酬とボーナスが完全保証されることになっている。これにより、ロジャースはどこで、どのようにキャリアを終えるのか自分でコントロールできるようになった。ここ数年間で引退を検討しているロジャースだが、最近は今シーズンが終わるまでは決断しないと明かしている。

一方、24歳のラブは2023年シーズン末まで新人契約下にあり、パッカーズは来年5月上旬までに2024年に向けて5年目オプションを行使するかどうかを選択することになっている。

先週、「いいか、俺は今シーズンを最後までやり遂げたいんだ」と強調したロジャースは次のように続けている。「でも、これがビジネスであることは理解しているし、かなりの量をプレーしている俺たちのような年長者がたくさんいるから、彼らは若い連中のプレーを見たいと思っているかもしれない。そんな話をする必要がないことを祈っているけど、もしそういう話になったら、恨みや憤りを一切感じずに、オープンマインドで臨むつもりだ。もちろん、すでに言ったように、勝ち抜いてそういう会話をする必要がないようにしたい」

「ただ、そうならなかった場合に、そういう会話をする可能性があることは理解している」

【RA】