サンフランシスコ・49ersが先発クオーターバック（QB）を取り戻し、ポストシーズンで勝ち進んでいく可能性が出てきている。

QBジミー・ガロポロの足のケガは手術を必要とせず、リハビリが順調に進めばプレーオフのいずれかのタイミングで復帰できる可能性があると『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが現地6日（火）に情報筋の話を元に報じた。

ガロポロの回復に向けたタイムラインはリハビリの進み具合によるだろうとペリセロはつけ加えている。スーパーワイルドカードラウンドは来年1月14日（土）から始まる予定だ。そのため、プレーオフの開始時に復帰できるとなれば、それは今から5週間後を意味する。その後、ディビジョナルラウンド（1月21日から22日）とチャンピオンシップラウンド（1月29日）があり、第57回スーパーボウルは2月12日（日）に開催される予定だ。

NFLネットワークのマイク・ガラフォロは情報筋の話を元に、ガロポロの復帰が楽観視されているのは靭帯（じんたい）の損傷がなかったためだと指摘。それこそがタイムラインが変わった理由となっている。

ガロポロは日曜日にマイアミ・ドルフィンズに勝利した試合で足を骨折し、レギュラーシーズン中はこれ以上出場できなくなった。ガロポロの代わりに出場したドラフト7巡目指名の新人QBブロック・パーディーは、プレーオフ進出候補となっているAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）のチームを相手に210ヤード、タッチダウン2回を記録して試合を締めくくっている。デプスを強化すべく、49ersは火曜日にベテランQBジョシュ・ジョンソンと1年契約を締結。NFLネットワークのイアン・ラポポートによれば、49ersはウェイバーにかけられていたQBベイカー・メイフィールドをクレームせず、代わりにロサンゼルス・ラムズがクレームしたとのこと。

火曜日のニュースはガロポロが今季中に復帰を果たせるという新たな希望をもたらした。ガロポロのカムバックを実現させるためには、49ersはプレーオフ出場権を獲得し、1月下旬に向けて1勝ないし2勝する必要があるだろう。

【RA】