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「レギュラーシーズンでの復帰は目標としていない」と話すオデル・ベッカム

2022年12月10日(土) 12:46


オデル・ベッカム【AP Photo/Alex Menendez, File】

ニューヨーク、バッファロー、ダラスを訪問したオデル・ベッカムがフリーエージェント(FA)のままであることが分かった。

『Prime Video(プライム・ビデオ)』が手掛けるサーズデーナイトフットボールの『TNF in The Shop』に参加したベッカムは、現時点ではポストシーズンの復帰だけを目標にしていると語った。

ベッカムは「結論は出していない。安定した環境、つまり午前6時に起床し、午後6時に練習場を後にする4週間の中にいたいんだ。それについて話をしよう。俺は長い間フットボールをプレーしてきた。レギュラーシーズンに参加できないとは言っていないけど、今はそこを目標としているわけではない。本当にそうなんだ。むしろプレッシャーがかかっているときにプレーする方がいいよ」と話した。

ベッカムは第56回スーパーボウルで負ったACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂からおよそ10カ月が経過している。この種のケガは完治まで1年かかることも珍しくなく、それでも完全にスピードを取り戻すことができるのはもっと先になるかもしれない。

ベッカムのダラス訪問は、2022年の彼の状態に関する疑問を生んだ。チームはベッカムのワークアウトを見られないことを懸念していると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェーン・スレーターが現地7日(水)に報じた。

木曜日の彼のコメントは、彼が一度限りの契約を求めているわけではないことを強調している。その代わり、ポストシーズン以降に所属するチームを求めているのだ。

現段階では、どのクラブもそのような契約を提示していない。もしそのような契約があるならば、彼はすでに契約しているはずだ。ポストシーズンに向けてベッカムがスピードアップできる確証がなければ、活躍できないかもしれないという懸念にどこかのチームが目をつぶるか、もしくはシーズンが終わるまで、この状態は長引き続けるかもしれない。

【AK】