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プレーオフの希望をつなぐべくパッカーズ戦に臨んだラムズ(試合結果情報あり)

2022年12月20日(火) 14:26


ロサンゼルス・ラムズのベイカー・メイフィールド【AP Photo/Mike Roemer】

厳しいシーズンを送っているロサンゼルス・ラムズが、現地19日(日)に敵地でグリーンべイ・パッカーズとの試合に臨んだ。

昨年の栄光を再度つかむための現実的な可能性は、とっくの間に消えていた。しかし、昨シーズンのスーパーボウル王者が連覇を目指すチャンスは今、数字上でも消え失せている。

24対12でパッカーズに敗れたことで、ラムズは正式にポストシーズン進出争いから除外された。『NFL Rsearch(NFLリサーチ)』によれば、今季をあと3週残し、ラムズは1999年のデンバー・ブロンコスと並んで歴史上最も早い段階でプレーオフ争いから脱落したディフェンディングチャンピオンとなっている。

クオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドが到着し、ラスベガス・レイダースを相手に驚くべき逆転勝利を挙げてから1週間と少し、昨シーズンの王者にとって今季がいかに厳しいものだったかが改めて現実として示された。

QBマシュー・スタッフォードやワイドレシーバー(WR)クーパー・カップ、ディフェンシブラインマン(DL)アーロン・ドナルドをはじめ、多くの選手が負傷に見舞われたラムズは、1年前とはまったく別のチームのようだった。

ラムズはここ8試合で7敗を喫して4勝10敗となり、2016年以来の黒星が2ケタに乗ったシーズンを送っている。この10敗も、ブロンコスと並んで前年度スーパーボウルチャンピオンとしては最多タイの不名誉な記録だ。

メイフィールドが劇的な勝利をつかむまでの6連敗の前から、問題は明らかになっていた。ラムズは今季開幕から5試合中、3試合を落としていたのだ。

ラムズが月曜日に敗北したことによって、レギュラーシーズンが1週間以上残っている状態でプレーオフ争いから脱落したディフェンディングチャンピオンは4つ目となっている。

カレンダー上では冬が深まりつつあるものの、2022年シーズンのラムズは、もうずっと前から冬景色の中にいた。

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