プレーオフ進出の可能性について“事態は好転してきた”とパッカーズQBロジャース
2022年12月21日(水) 12:42
グリーンベイ・パッカーズは現地19日(月)夜にランボー・フィールドで実施された試合でロサンゼルス・ラムズを24対12で下したことにより、プレーオフ進出の望みをつなぎとめた。
6勝8敗のパッカーズは現在、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)で10位につけている。あと3試合が残されている中で、クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースはすべての試合に勝利してポストシーズンに進出できる可能性があると信じているようだ。
チーム公式記録によると、ロジャースは「信じている。これから3試合はこれまでより優秀な相手と対戦しなきゃいけないけど、俺は絶対に信じている」とコメントしたという。
パッカーズはシカゴ・ベアーズとラムズに勝って2連勝中だが、どちらも予想されていた通りの勝利だった。しかし、クリスマスに実施されるマイアミ・ドルフィンズ戦からは競争が激化するだろう。パッカーズはその後、ホームで地区ライバルのミネソタ・バイキングスおよびデトロイト・ライオンズとの試合を控えている。
パッカーズはここ数週間で若手ぞろいのレシーバー陣と共に以前より安定したオフェンスを実行できるようになってきた。そうした中でチームに漂う雰囲気も良くなってきていると指摘したロジャースは次のように語っている。
「試合に勝てば必然的に雰囲気は良くなるものだ。練習もちょっと良くなってきたし、エネルギーも少しずつ高まってきた。なぜかと聞かれても説明するのは難しい。俺たちは勝つべき2チームと対戦した。そうは言っても、このリーグで勝つのは大変なことだ。さっきも言った通り、俺たちはどんな相手にも勝てる可能性があるし、負ける可能性もある。2連勝すれば、少しは自信がついてくるし、俺たちは今から終盤にかけてより優れたチームと対戦しようとしている。そこで俺たちがマイアミに行って勝てる可能性はある」
月曜夜、パッカーズはバランスのいいオフェンスを展開した。ランゲームでは、90ヤードを稼いだアーロン・ジョーンズや、36ヤードとタッチダウン2回をマークしたA.J.ディロンがけん引する中で138ヤードを獲得。パスゲームに関しても、ロジャースがパス成功率73.3%、229ヤード、タッチダウン1回を記録している。また、ディフェンスはより良いパフォーマンスを見せ、インターセプト1回を決めた他、QBベイカー・メイフィールドに5回のサックを決めた。
現時点のパッカーズにとって、方程式は単純明快だ。つまり、試合に勝てば、別の結果が伴う可能性を期待できる。
「俺たちは(勝利を)2つ手に入れた」と言うロジャースはこう続けた。「分からない。ほら、ベアーズの週が始まる前は、それが終わった後にバイがあることを分かっていたし、ときどき先のことを考えていたメンバーは、5勝した上でいろいろなことをうまくやらないといけないことを分かっていた。それで、俺たちは2勝して、必要なことはほぼすべてうまくいっている――ほとんどね。つまり、事態は好転してきている」
競争が徐々に激化してきた中で、パッカーズは必ずドルフィンズ戦で連勝記録を維持しなければならない。ちなみに、ドルフィンズは勝利を渇望しながらも現時点で3連敗を喫している。クリスマスにマイアミで勝利をつかんでから、パッカーズがプレーオフに進出する可能性は本当の意味で語られるようになるだろう。
【RA】