コルツを完璧に抑え、プレーオフに向けて進化を続けるチャージャーズ守備陣
2022年12月28日(水) 18:44現地26日(月)の夜、ブランドン・ステイリーのチームとしてインディアナポリス・コルツに20対3で勝利し、プレーオフ出場権を獲得したロサンゼルス・チャージャーズの守備陣は、もはや弱みから強みへと変化した。
チャージャーズはニック・フォールズ率いるコルツの攻撃陣にわずか173ヤード、第1ダウン更新10回を許すのみで、第3ダウン成功は10回中0回、第4ダウン成功は4回中1回に抑えつつ、さらに3回のインターセプトを記録した。
ステイリーはチームの公式サイトを通して「フィールドで守備陣が本当にうまく連携してくれたよ。本当に良くプレーしてくれた。すべてにおいて大きな努力をしてくれて、本当に規律を守ってプレーしてくれた」と話した。
「これこそわれわれがランゲーム、パスゲーム、パスラッシュ、自分たちの時間、第3ダウン、第4ダウンで期待していたことだった。完璧なパフォーマンスだったよ」
チャージャーズの守備陣はフォールズに対して2016年シーズン第16週以来1試合で最多となるサック7回を記録し、さらにインターセプトを3回決めた。1回もタッチダウンを許さず、サック7回とインターセプト3回を記録した試合はクラブ史上初だった。チャージャーズが最後に3点以下、200ヤード以下に相手を抑えたのは、2014年シーズン第5週のニューヨーク・ジェッツ戦(0点、151ヤード)以来だ。
ワイドレシーバー(WR)のキーナン・アレンは「向こうの第3ダウン成功が10回中0回というのは、まさに守備陣の素晴らしさを物語っているようなものだ。すごいことだよ。第3ダウンで動けないと、なかなか得点ができないんだ。攻撃陣として得点は思ったほど取れなかったけど、守備陣がとてもいいプレーをしてくれたから問題ないよ。今日みたいに互いに助け合いながら、毎週毎週良くなっていけば、手強いチームになるはずだ」とコメントした。
チャージャーズは直近の3連勝でいずれも失点を17点以下に抑えている。第14週以降、相手を1試合あたり11.3得点、225.3ヤードに抑えている記録は、いずれもこの間NFLでトップだ。
ランニングバック(RB)のオースチン・エイケラーは守備陣について「この数週間、彼らは輝くような活躍を見せている。自分たちの形で試合に臨むことができるのは、彼らが相手を抑えてくれているからだ」と話した。
「それは素晴らしいことだ。俺たちの前には良いチームがいくつか立ちはだかるから、ポストシーズンに向けてこの守備を継続する必要があるね」
確かに月曜夜の勝利は、今シーズンのほとんどを残念な成績で過ごしているコルツ攻撃陣に対するものだったが、直近3週間の楽観論はチャージャーズにとって一時的な急浮上というわけではなく、チームの一体感を示すもののようだ。ジョーイ・ボサのような選手がケガから復帰すれば、チャージャーズがポストシーズンで結果を残す可能性はさらに高まるだろう。
クオーターバック(QB)のジャスティン・ハーバートは「俺たちはまだ最高のフットボールができていると思わない。この数週間、守備陣は信じられないような働きをしてくれている。攻撃陣はもっと良くなれると思う。ターンオーバーを抑えることができるだろうし、それは俺から始めることだ」と話した。
【AK】