「レイブンズTEアンドリュースをただのタイトエンドと呼ぶのは失礼」とスティーラーズHCトムリン
2022年12月28日(水) 19:19ピッツバーグ・スティーラーズのヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンは、日曜日の夜、ボルティモア・レイブンズのクオーターバック(QB)が誰であろうとも、難敵であるタイトエンド(TE)のマーク・アンドリュースを抑えるという難しい課題があると知っている。
トムリンはアンドリュースをただのタイトエンドだとは認識していない。
スティーラーズのHCはアンドリュースのことをトラビス・ケルシーやカイル・ピッツと同じような選手、つまり分類上はタイトエンドとなってはいるが、堂々たるチームのトップターゲットだと考えている。
火曜日、トムリンは記者陣に対して「彼をただのタイトエンドに振り分けてしまうのは彼の才能に対してやや失礼だと思えるほどだ。彼はレシーバーとしてナンバー1の選択肢になれる。トラビス・ケルシーのようだとも言えるし、もしくはアトランタの若者のようでもある。彼らの持つスキルと披露するプレーは、タイトエンドという枠で表現すると不自由に感じるほどだ。われわれは彼の動きを最小限に留めるために取り組まないといけない」と話した。
トムリンのチームはほとんどの場合、アンドリュースを最小限の活躍に抑えてきた。キャリアの中でスティーラーズと対戦した7試合において、アンドリュースはまだタッチダウンがなく、5回以上のキャッチ、50ヤード以上の獲得も1回しかない。
それでも、アンドリュースはトムリンが恐れるナンバー1のターゲットだ。プロボウル選出3度目となる今シーズン、アンドリュースはまたしてもレイブンズのレシーバー陣を牽引している。彼はキャッチ64回で747ヤードを獲得し、タッチダウンを5回決めている。近しい他のチームメートと比べてキャッチで19回、獲得ヤードで322ヤード、タッチダウンで3回の差をつけているのだ。
レイブンズがプレーオフ進出を決めた土曜日のアトランタ・ファルコンズ戦では、クオーターバック、タイラー・ハントリーの指揮のもと、アンドリュースはわずかキャッチ3回、45ヤードの獲得に留まった。しかし、チームで複数回のキャッチを決めたのは彼だけだった。シーズン第13週からQB1のラマー・ジャクソンが欠場する中で、相手ディフェンスが最も警戒するレシーバーの選択肢がアンドリュースとなっている。
トムリンは「準備が進んで、パスゲームでマーク・アンドリュースが素晴らしいやつだということがわかっているよ。誰がクオーターバックであろうとも、彼が脅威になるということは変わらないね」とコメントした。
2018年のデビュー以来、アンドリュースはレイブンズを率いるレシーバーとして、あるいはそれに並ぶ活躍を見せている。
タイトエンドなのかどうかは関係なく、彼はレイブンズの最初のターゲットであり、勝って第17週を終えるチャンスをつかむために、彼を封じなければならないことをトムリンは知っているようだ。
【AK】